新歌舞伎座:跡地に「ベルコ」結婚式場など建設へ 大阪

毎日新聞 2012年05月22日 15時05分(最終更新 05月22日 15時57分)

難波中心部にある旧「新歌舞伎座」(中央、右上が北)=大阪市中央区で、本社ヘリから幾島健太郎撮影
難波中心部にある旧「新歌舞伎座」(中央、右上が北)=大阪市中央区で、本社ヘリから幾島健太郎撮影

 老朽化のため閉鎖された大阪市中央区難波4の「新歌舞伎座」跡地に、大手の冠婚葬祭会社「ベルコ」(兵庫県西宮市)が、結婚式場とホテルなどの複合施設の建設を計画していることが分かった。大阪・ミナミの一等地だが、これまで具体的な事業計画は明らかになっていなかった。ベルコは既に今年3月末に用地を取得しており、数年後の開業を目指すという。

 新歌舞伎座は日本を代表する建築家、村野藤吾(故人)が設計し、1958年に開場。杉良太郎さん、五木ひろしさんらによる座長公演で集客し、ミナミのシンボルとして親しまれていた。しかし老朽化に伴い09年6月に閉館し、10年9月に近鉄・大阪上本町駅南の複合ビル「上本町YUFURA」(同市天王寺区)に移転。現在は劇場の建物がそのまま残っている。

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