再び大地震があった場合、福島第1原子力発電所、特に燃料棒1535本が保管されている4号機屋上プールがどの程度安全なのか、疑問は絶えない。
東京電力は最近この問題への対策を講じ、4月には復興庁の中塚一宏副大臣を視察に招いた。
中塚氏は日本外国特派員協会で21日に会見した際、大局的な結論を出すことは徹底して控えていた。ただ、政府は絶対的な安全はないことを昨年の事故後で学んだと語り、「安全というのは度合いに応じて安全だと言うべき」だとの考えを示した。
4号機については原発に批判的な活動家や米上院エネルギー委員会の有力メンバー、ロン・ワイデン米上院議員(民主、オレゴン州)など政治家から、再び大地震に見舞われた場合に燃料プールが崩壊したり水漏れを起こし、危険な量の放射性物質が放出する恐れがあると警告されている。
4月23日、中塚氏は4号機建屋に入り、東電が燃料プール底部に設置した支持構造物を確認。その後5階に行き、建屋が傾いていないことを示す検査を見学した。中塚氏は、東電の分析からすると同建屋は昨年3月11日と同規模の揺れにも耐えられる、と語った。
しかし、4号機はどのくらい大きな地震まで、崩壊せずに耐えられるのだろうか。この疑問を投げかけた記者は多かったが、中塚氏も原子力安全・保安院 (NISA)の耐震安全性担当の責任者も答えようとしなかった。このほか、政府はプール崩壊に備えてどんな計画を策定しているのか、福島第1原発でいま最大のリスクは何か、といった質問が出た。
東電がこれまでに行った安全性検査に満足しているかどうかについて中塚氏は「1つ1つは信用している」と答えた。ただ、原発のがれき除去作業の促進などの施策が必要かもしれないと述べた。
「原子力ムラ」内部の人たちは、安全だと自信があるなら東京に住み続ければいいのに、念のために札幌や福岡で買っています。
http://ameblo.jp/panda2103/entry-11220979489.html