'12/5/22
スカイツリー、強風でエレベーター停止 第2展望台に上がれず
開業初日の東京スカイツリー(東京都墨田区、634メートル)は、悪天候に見舞われ、22日午後6時ごろ、強風のため展望台に上がるエレベーターの運転を一時停止した。ツリーの営業は午後10時までだが、運営会社は二つある展望台のうち、第2展望台(天望回廊、450メートル)の営業を午後7時36分に打ち切り。完全予約制の入場券を手に訪れた一般客の一部が、第2展望台に上がれない事態となった。
運営会社の東武タワースカイツリーによると、初日分の入場券は9千枚。午後4時現在で4200人が展望台に上った。
午後7時前にはツリーの点灯式が開かれ、照明をデザインした
戸恒さんは「この照明が新しい東京の風景になればうれしい」。「粋」と「雅」は日替わりで使われるが、初日は30分ごとに色が変わった。
一方、ツリーを中心とする街区「東京スカイツリータウン」では、当初20万人と予想していた初日の客足は鈍ったものの、下町に出現した新しい街の雰囲気を親子連れらが思い思いに楽しんだ。
スカイツリー入り口前にある屋外広場のステージでは、ツリー開業を祝う和太鼓が打ち鳴らされ、傘を差した来場者らが聞き入った。商業施設「東京ソラマチ」では、スカイツリー限定のお土産に人が集まった。