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2008年1月8日(火曜日)

オワタ\(^o^)/

カテゴリー: - mochizuki @ 21時01分18秒

人生が。
・・・ではなくて卒論が。(笑)

卒業制作と違って発表会があるわけでもないし、
あとは教務課に出して、先生と面接をして、返ってくれば終わりだけど、
52枚の原稿用紙に綴じ込み表紙を付けて冊子にしたら、
なんか、それなりのものに見えてきて、感動がやってきた。

それでもって、なんでわざわざ手書きにさせられたのかが分かった。
この感動は、自分の手で書いたからなんだなあと思う。
52枚を全部、手で書いた。
それだけだけど、この喜びは、書いた人にしか分からない。

ここまでくるのに、多くの人にお世話になりました。感謝。


2008年1月4日(金曜日)

カムバッカー・フロム・ヘル

カテゴリー: - mochizuki @ 22時34分34秒

新年の宣言をした数時間後、
吐き気・下痢・発熱・関節痛の諸症状が一気に押し寄せ、
数年ぶりというか、少なくとのこの手の症状では生まれて初めて寝込んだ。
一昨年に掛かった尿管結石に比べればかろうじてましだが、
向こうは出ないで苦しむのに対し、(その代わり失神モノだが)
こっちは上下構わず止めどなく出るわ出るわ。(…失礼)
これが噂のノロというウイルスなのか、なんなのか、この破壊力。。。
病院に行く体力もなく、お陰様で卒論は二日間丸々進められず、
留年という言葉を本気で考える恐るべき三箇日となってしまった。

と、そんなことをこんなところで書いている暇があったら
さっさと卒論の続きを書くべきなのだが…、
唯一、年賀状の返送だけがどうしてもできず遅れているので、
そのお詫びとして近況の報告をさせていただきたく思うのである。

いやーでも、この3日間に思ったが、
人間、健康以外に何を望むことがあるだろうと思った。本当に。
自分より大きな病気を経験している人がいっぱいいる手前、
気軽に言えることではないけど、健康を害することに比べれば、
日常の些細な悩みなんて言うものは、本当に小さな事だと思うし、
実際その通りなのだろう。

ただ、こんな事になると分かっていれば、
12月中のむやみやたらにだらけていた時間の1時間でも
卒論に時間を割いていればと思うのだが、
人生というのはなかなかうまくは行かないものである。(笑)
と笑っている場合ではないので、ホントに、もうやらねば。


2008年1月1日(火曜日)

KOHAな1年

カテゴリー: - mochizuki @ 22時25分39秒

新年、家族は初詣に出かけるも、僕は家に籠もり卒論を書く。
とにかくこの1週間で書き上げないことには卒業はないので、
良くないと思いつつも、年賀状も今年はほとんど書かず、
久々に連絡を取りあうのを楽しみにしている年賀メールすら、
今年は返信のみしかしておらず、
そしたらホント、誰からもメールが来ないことこの上ない。(笑)
自ら選んだとはいえ、なんと淋しい正月だろうか。

その分、卒論とテストが終わったら、
自分の目標のために仕事以外のすべての時間を使うことができる。
そう思えば今の苦労なんて、大したものではないだろう。
卒論だって、好きで選んだ小説なので、
そんなに悪いもんではない、と何とか自分に言い聞かせて(笑)
一生に一度の機会をあと少しだけ楽しみたいと思っている。

何はともあれ、昨年の目標が「軟派」の1年であった僕は、
今年はもう、間違いなく、「硬派」に生きなきゃなと思っているので、
それを目標と掲げることとする。と言ってもやはり、
毎週末だけは出会いを求めてセンター街に立ち続けるであろう。
…ということではもちろんなく、(実にくだらない…)
今年はまさに自分の努力を問われる1年であることは確実なので、
多くの人に迷惑を掛けながらこの生活を続けさせてもらっている分、
それに見合った生き方をしなければと思っている。

と、毎回ここまで書くにも無駄に長くて、
読んでくださる方も非常にめんどくさいでしょうが(笑)
今年もまた、できるだけその時に思うことは書いていきたいと思うので、
よろしければお付き合いください。

多くの方には、これが新年の挨拶となり、申し訳なく思っておりますが、
どうか皆様にとっても、良い年でありますように。
今年も何卒よろしくお願いいたします!


2007年12月31日(月曜日)

完・NAMPAの1年

カテゴリー: - mochizuki @ 17時48分06秒

もう既に年末。クリスマス以降は外にも出ず、
家で卒論と格闘していると言いながら、
実質はDVD見てるか、寝る日々を送っている(仕事もせずに)。

それはともかく、そう言う時期になってしまったので、
年が明ける前になんとなく自分も今年1年を振り返ることにする。

たしか年明けにここで書いた目標は、
NAMPA(軟派)の1年にすると言うことであったと思う。
それは冗談半分、本気半分で書いた文句だったのだけど、
願ったことは、人との出会いに恵まれた1年にしたいという事であった。

終わってみれば、これ以上ないくらいにその願いは叶ったと思う。
今年は本当に多くの人と出会った。そのいずれもが素晴らしい人ばかりで、
二十代を最後にして、価値観が大きく揺さぶられた1年となった。
辛いこともあったけど、それすらも恵まれた環境にあるがゆえのこと。
今は出会った全ての人々に、ただ感謝するのみである。

自分が望む限り、出会いは必ずあることを、今年1年を通して学んだ。
そこに歩みを進めるか、止めるかは自分次第でしかない。
今あるものも大事にしながら、
来年も、臆せずまだ見ぬ世界に足を踏み入れることができたらと思う。

なにはともあれ、今年お世話になった皆様、
(今この日記を読んでくださっているあなたのことです、笑)
今年1年、本当にお世話になりました。
そして来年もよろしくお願いいたします!


2007年12月28日(金曜日)

本棚は語る

カテゴリー: - mochizuki @ 00時40分17秒

年末、卒論に追われながらも、映画を見たり、部屋の掃除をしたり、
いつものように現実逃避ばかりしているのだが、
昨日はというと、新しく本棚を買ったので、
我が家の中で縦横無尽に散らかっていた本を整理して一日が終わった。

僕はこれまで、本に対する物持ちが悪く、読んだ本でも
よほど感銘を受けた本以外は処分してしまうことが多いので、
昔読んだ本はほとんど残っておらず、再び読みたくなったときは
古本屋で買い直して読むことが多い。
ということで、これまで何冊も同じ本を買ったりしているのだけど、
実際、どれを残し、どれを処分していたかは自分でも覚えていない。

で、今ある本を作者別に並べてみたら、村上春樹の長編だけは、
すべて2冊ずつ、同じタイトルを持っていた。(^_^;)
その中でも個人的に思い入れの深い「ノルウェイの森」、
初めて読んだ長編「ねじ巻き鳥クロニクル」などは、
ハードカバーも合わせれば上・下(ねじまき鳥は中巻を含む)が
すべて律儀に3冊ずつあってさすがに驚いた。

最近は少し遠のきつつあるけど、やっぱり村上春樹は自分の中で
特別だったことは間違いない。ということを冊数が語っている。(笑)
逆に二十歳前後の時に洗脳に近い影響力を受けていた村上龍は
自選集が一冊と、最近の長編がちょっとあるだけで淋しい限り。
まさに、村上龍に対しては気持ちが離れていった様子が現れている。
こうして整理した本棚を見返すと、
自分の頭の中を見るようで、なかなか面白い。

とはいえ最近は、小説を読む目的が半ば文学史の勉強になってしまい、
一時期好きだった重松清なども全く読まなくなってしまった。
それに伴い本も買わずに、青空文庫で落としたテキストデータを
電子手帳で読むという生活がほとんどで、効率はこの上ないが、
形には一切残らずというのが、何とも味気ない限りだなと思う。


2007年12月27日(木曜日)

アートは人を自由にする

カテゴリー: - mochizuki @ 02時47分17秒

先週、大学から帰ってきて何気なくNHKにチャンネルを合わせたら、
「プロフェッショナル〜仕事の流儀〜」がやっていて、
なんかどこかで観た人だな〜、
それもテレビじゃなくて現実に会ったことがあるような…、
などと思っている内に番組のエンディングテーマが流れてきたのだが
(見たとき既に番組の最後の方で内容は全然分からなかった)、
最後、画面にその名前が出てきてはっとした。長谷川祐子さんであった。

長谷川祐子さんという方は、去年ソウルでGardenを展示させていただく
機会を作ってくださった(作品を選定してくださった)、まさにその人である。
現在は、東京都現代美術館のチーフキュレーターになられているそうで、
その展示におけるアーティストとの共同作業の工程(設営風景)を
追ったのが、今回の番組であった。

早速再放送を録画し(これができるのがNHKの素晴らしいところ…)、
今日ようやくそれを見たのだが、自分がいかにこの方のことを知らずに、
ソウルの展示に参加させていただいたのかと気づき、恥ずかしくなった。
これまでにも幾度となく、色々な方にお会いし、その都度自分の無知さを
痛感してばかりいるが、
それはその貴重な出会いを自ら手放しているに過ぎないのだと感じる。
もしソウルでお会いする前に、少しでもこの方のことを勉強していたら、
もっと何か違う話が出来ただろうに、などと思いながら番組を見ていたが、
こういう不勉強に対する甘えは、もういい加減繰り返すべきではない。

そんな個人的な反省はさておき、内容は本当に素晴らしく、
感情に振り回されない独特の話っぷりの中に、ご本人の情熱や優しさが垣間見え、
現代アート(というか、自分が携わったり作ってきた作品達)に対して、
もっと自分自身も誠実にならなければということを感じた。

僕にとって、今の環境の中で、自分が携わってきた作品について、
人に分かるように説明することは、とても難しく、
事実、何も人に伝えられるようなことはできてないと思うのだが、
そういうことは、今日を境にやめなければと思った。
自分なりに、この数年間で見てきたものの感動を伝えていくのは、
作品を通じてお世話になってきた方々への、最低限の礼儀であるからだ。

でも、それを簡単に言葉で伝えるのは事実として至難の業であり、
自分が携わらせていただいてきた、インスタレーションとは何なのか、
その最たる魅力は何なのか、僕自身、もっと分かりたいという思いがある。
長谷川さんという方は、そういうことを臆せずしゃべっていたのが印象的だったが、
それはきっと、そうせずにはいられないほどの魅力ある作品と
出会ってきたからこその言葉なのだろうなあ。


2007年12月21日(金曜日)

Re:太郎cafe

カテゴリー: - mochizuki @ 00時11分36秒

ギャラリー・ル・デコ

僕が大学に行くときに使う、
渋谷の新南口から大学までの道(明治通り)には、
いくつかの小さなギャラリーがあるのだけど、
その中の一つの「ギャラリー・ル・デコ」という場所で
現在、多摩美術大学映像演劇学科の卒業制作展が行われている。

と、いうことをマイミクのnさんの日記で知ったので、
大学に行く途中に会場におじゃまさせてもらった。
元々、ずっと気になっていたギャラリーで、
在学中にこうして中に入る機会があって良かったなと思うのだが、
映像演劇という学科でありながら、写真の展示が多くて、
個人的にも興味深い内容であった。

nさんは、今年の夏に京都で泊まったゲストハウスで知り合った方で、
今年この学科を卒業する現役の多摩美生である。
この記事の写真を撮ってくださったのがnさん)
僅か2泊の滞在の間にお会いしただけなのだが、
この東京の、自分が毎日通う大学からわずか5分のところで
再会できるなんて、何だか不思議な感じであった。

僕にとっては、京都のあのゲストハウスのでの時間というのは、
夢のような一時で、今でもその時を思い出しては、
また帰りたいような、懐かしい思いに駆られる。
まるで子供の時の出来事を思い出すような感じというのか。

今日はその夢の中の出来事に会いに行ったような、
なんとも不思議な感覚で、ほんの一瞬の出来事だったけど、
いま思い返すと、とても良い一時だったなあとしみじみする。
(と言いつつ、久々にお会いしたら緊張して全然話せなかったが…笑)

明治通り

明治通り

渋谷川

そんな懐かしい気分に駆られて久々に写真を撮りたくなったのだが、
夜遅いので焦って撮ってたら、なんか微妙な写真ばっかりな気が。(^_^;)

何はともあれ、宿で出会った他の方々とも、またいつか再会できたらいいなと思う。
ちなみにこのギャラリーのある道は僕の通学路なので、明日も明後日も通りますけど…。


2007年12月14日(金曜日)

実に面白い

カテゴリー: - mochizuki @ 02時31分17秒

最近、人と出会う機会が急激に多くなった。

その出会う人って言うのが、いちいち刺激的な人ばかりで、
この2年間、ずっと同じ大学にいながらにして、
全く周りの人のことを知らなかったんだなと思う。

今さらだけど、大学ってのは捨てたもんじゃないなあと感じる。
というか、少しでも捨てたもんだと思っていた自分が情けない。

最近、自分の中に長らくあった基本的な物事の考え方というのが、
これでもかという位にかき回されて、
こういう風に、日記で適当な文を綴っていることに迷いを感じる。
果たして今の自分はこの日記で何を書きたいのだろう?

たぶんこの日記を書き始めて、今ほど何でもないことを書くことに
難しさを感じているときはない。
だから、書いたものを読み直すのが不安で、
(今回の日記なんて、おそらく絶対読み直さない)
実際、前回からほとんどこのサイトにはアクセスしていない。

どうでも良い文章を書くことだけが取り柄だと思っていた自分が、
どうでも良いことを書くのに迷いを感じている。
いったい何なんだろう?今の自分の迷いは…。
困ったものだけど、こんな風に心揺れていること自体が
今という時間のありがたさであり、面白さでもある。

何はともあれ、ホントにホントに、今の環境は恵まれていると思う。


2007年11月29日(木曜日)

友へ

カテゴリー: - mochizuki @ 01時44分57秒

で始まる、桑田真澄投手の日記って、
前から思っていたのだけど、本当に素晴らしい文章なんだよなあ。
桑田という人は、スポーツの才能が超一流なのは言うまでもないけど、
それに匹敵するくらい、書く才能を持っていると思う。

桑田が野球選手として歩んできた軌跡は、
ちょうど僕らの世代が子供から大人になるまでの過程そのものであり、
それゆえに、ちょっと特別な感情を持って見てしまう。
どうか、一日でも多く現役生活を続けて欲しいと願うのは、
自分が大人になってしまったことを認めたくない気持ちもあるような気がする。

高校野球以外でこの日記に野球ネタを書くことはまず無いのだけど、
アルコールの力を借りてほろ酔い気分の今、
桑田についてだけはいつか書きたいと思っていたので書いてみた。(笑)


2007年11月27日(火曜日)

勉強の動機付け

カテゴリー: - mochizuki @ 13時38分06秒

今週は高校が三者面談につき仕事が午前終わり。
いつも慌ただしい大学までの時間に余裕が出来たと思いきや、
こう言うときに限って、卒論のチェック日が明日に迫り、
結局いつもより余計に余裕のない一日となる。

昨日大学に行ったら、卒業アルバムの写真撮影をやっていた。
僕は前期の内に撮影を終えていたので関係ないのだけど、
それにしても本当にこの春で卒業という実感が湧かない。
来年度も教員免許に必要な科目だけを取るために
科目履修生として通うからと言うのもあるが、
学生でないので学割は無くなるし、授業もほぼ無いし、
実際の生活は結構変わるのではないかと思う。

ということで、今のうちに出来ることはすべしとして、
履修していない授業でも面白そうなものは、
できるだけ出るようにしている。
すると、こういう興味だけで出ている授業の方が、
なんか得たなという満足感を感じられるし、
実際いつも以上に真面目に話を聞いていると思うのだが、
これがもし強制だったら、きっとこの満足感も頑張りも
今より薄くなってしまうのだから不思議だと思う。

こう考えると、勉強の意欲というものは実にいい加減で、
どうしてもじゃないんだけど、知りたいから勉強する、
くらいの感覚がベストなんだなと言う感じがしてくる。
趣味も、趣味であるから楽しいのであって、
それを仕事にしてしまうと何か違うことに気付いた、
というのも同じ原理なんじゃないだろうか。

かく言うわたくしも今これを書いているのは
目の前にある卒論を書くことから逃げているに過ぎません。
果たして明日のチェック日を無事に迎えられるのだろうか。


2007年11月18日(日曜日)

421丁目の夕日

カテゴリー: - mochizuki @ 19時08分43秒

家でだらだらとした日曜を過ごしていたところ、
外を見ると夕日が綺麗なので、自転車に乗って1時間ほどカメラを片手に徘徊。
最近、自前のカメラが壊れに壊れてきているので
(オートフォーカスの調子が悪いのと、ダイアルが壊れてシャッタースピードなどの
調整が恐ろしく時間が掛かる)、狙ったとおりに撮るのは
結構忍耐力を要するのだけど、頑張ってそのイライラに耐えながら(笑)、
久々にカラーの風景画を撮ってみました。

こうしてまとめてみると同じような絵が多い。
それでもってどれだけ田舎なんだわが町は…。


2007年11月6日(火曜日)

アサッテの人に会う

カテゴリー: - mochizuki @ 11時36分09秒

先週末は、大学生的に学園祭ラッシュの時期であった。

僕はと言うと、土曜は朝、夏に介護体験に行った養護学校の文化祭に行ってきた。
ちょうど自分が担当させていただいたクラスの催し物の時だったので、
久々に子供達の姿を見ることが出来て、胸がいっぱいになった。
お世話になった先生方はその子供達の相手に忙しそうで、
ほとんど挨拶も出来なかったのが心残りだったけど、
子供達の声も、クラス雰囲気も、9月の時と変わっていなくて、
それを見に行けただけでも多くの元気をもらえたような気がする。

そのあと、午後はたまプラーザに行われている自分の大学の学園祭に行き、
今年の芥川賞受賞者の諏訪哲治さんの講演を聞きに行った。
自分の大学の卒業生でありながら、作品も読んでなければ
当初は興味もあまり無かったのだけど(今から思えば本当に勿体なかったと思う)、
今日のためにあわてて作品を読んで、講演を聴きに行ったら一気に好きになった。

アサッテの人」という作品は一見する限り、不可解であり、
回りくどい記述が多くて、純粋な物語を求める人にとっては
あまり面白くない小説だと思うのだけど(少なくとも僕自身はそう思っていた)、
諏訪さんの講演は、そのような疑問を全て払拭してくれるような素晴らしいものだった。

諏訪さんは、この作品のために会社を辞めて2年間、
仕事もせずにひたすら執筆に没頭していたのだという。
その目的とは、賞を受賞するためでも、
小説家として食べていくためでもなく、
ただ、大学時代に従事していた先生(故・種村季弘氏)に、
納得して書いた作品を読んでもらいたい一心で・・・という、
本当に、信じられないような動機なのだけど、
それを本当にやってのけた末に、数年経って「群像」という雑誌に
投稿したのが今日に至った結果であったのだという。
(ちなみに「群像」でも群像新人文学賞を受賞しており、
芥川賞とのW受賞は村上龍以来30年振りの快挙とのこと)

この2年間の孤独と苦悩は、想像を絶するものであると思われる。
(実際、ものすごく辛かったと語っておられた)
そのような末に書かれた物語が、面白いとか面白くないとかと
語られること自体が陳腐であるように思うのだが、
それでもこうしてこの作品が日の目を見ることになったのは、
何か、理屈では計れない世の中の一面を見たような気がする。

ちなみにこの講演の後、素晴らしい友人が僕に声を掛けてくれて、
翌日、諏訪さんが懇意にしていた先生との食事会があるとのことで、
なんとその会に誘ってくださるではないですか。驚愕!!!!!

ということで…、今日書いた文はその時に直接諏訪さんから
お聞きしたお話もあり、どこまで書いて載せて良いのか分からないのだけど、
本当に素晴らしい話だったので書いてしまいました。
実際の諏訪さんは、気さくで面白い方で、しかし自分の作品に対しては
どこまでも真摯で、本当に素敵な方です。

最近全然日記を書いていないけど、大学で起きている様々なこと、
そこで出会う人々は、今自分にものすごく刺激を与えてくれていて、
それが辛いと思うこともあるけど、本当に毎日が楽しいと感じている。
いつか書ける日が来たら、それもぜひ書きたいと思っています。

諏訪さん(左)と美少女Wさんと、毎度ワンパターンな表情のわたくし。

食事会に参加したメンバー。様々な分野で、すごい学生ばっかりです。
こんな素晴らしい会に誘っていただいて、本当にありがとうございました。
(オール無許可で写真を載せていますので、問題がある場合はご連絡ください)


2007年10月30日(火曜日)

キャメラ小僧

カテゴリー: - mochizuki @ 12時14分31秒

先日、昼で仕事が終わったので、
大学の授業が始まるまでの時間を埋めるべく、
東京都写真美術館でやっている
『昭和 写真の1945〜1989 第4部
「オイルショックからバブルへ」昭和50年代以降』

という写真展を見てきた。

写真を撮るのも、見るのも、以前ほどの頻度は
無くなってしまったのだけど、
これを見たら、やっぱり写真っていいなあと感じた。

テーマが「昭和」と言うことなので、
その時々の時代を象徴する何か、というのが
それぞれの写真にあるのだけど、
廃墟とか、時代を象徴する出来事とかよりも、
本当に何の変哲もない、日常の風景を撮ったものの方が、
なぜか自分の心を捕らるというのが面白い。

以前読んだ文章(たぶんほぼ日だと思うけど)に
「東京の、この何の変哲もない風景写真も、
10年後の自分が見たら、
何とも言えない味のある風景に見えるのだろう」
みたいなことが書いてあったのだど、
きっと、本当にその通りなんだろうと思う。

自分が昔より写真を撮らなくなってしまったのは、
どこに行って撮っても同じような写真ばっかり、
ということが多くなってしまったからなのだけど、
つまらなくても、下手くそでもいいから、
とにかくその時に、気になれば撮っておくというのが、
後になってみると、大事だったと気付くのだろう。

と、いうことで、何度挫折しているか分からないけど…、
一日一枚くらい、何かしら写真に残して行きたいなと最近強く思う。
やってみると、これがホントに難しいんだけど、
そういうのを不自然なくやれてしまう人というのは、本当に羨ましい。

と言うわけで、上の写真は、ほんとにおまけの今日の失敗作・・・。


2007年10月24日(水曜日)

我行欲上海

カテゴリー: - mochizuki @ 22時38分54秒

今年は実に徹夜をすることが多い年である。
そのほとんどは大学の宿題、課題の類だけど。
毎度徹夜する日の夜というのは、
終わらなければ卒業はないというプレッシャーと
自分の能力の無さに本当に涙が出そうになるのだが、
終わった後というのはなぜかすがすがしくて、
勉強というのも悪くないもんだなあと思ったりする。

あまりに久々の日記なので、書くべき事がありつつ、
何から書いて良いのか分からないのだけど、
まず、僕の中で今ずっと気になっているのは、
上海に旅立っている浅野さんのことである。

ちょうど去年の今頃、Gardenの展示のために
ソウルに連れて行っていただいたのだけど、
今年は、上海で行われるアルス・エレクトロニカという展示会において、
Gardenを展示させていただけることになっていたのだ。
(リンク先、Garden by Kohei Asanoと書いてるところをご覧ください)

毎度無知な僕は、この展示会のすごさについて
あまりよく分かっていないのだが、リンクを辿って概要を見る限り、
なんか、とてつもなくすごいところなんだなというのを実感する。
かねてより、いつかはアルス・エレクトロニカに行けたらと、
浅野さんがおっしゃっていたのを思い出すのだけど、
まさかこうして自分が少しでも携わった作品で
それを実現することが出来たというのは、
本当に、夢以上の出来事だと思う。

もし、今の自分に時間とお金があれば、
何の役に立たなくとも、上海に行ってお手伝いをさせて
いただきたかったのだけど、今年はどうにも仕事を休むことが出来ず、
浅野さんに全てをお任せして、最初に書いたような
家と学校との引きこもり生活をさせていただいていた。

でも、去年のソウルでの体験を思い出すと、
本当は、是が非でも行きたかったなと思うし、
行っていれば、どんなにか貴重な体験になっただろうかと思う。
こういうとき、半人前の学生である身というのは、本当に辛い。

出発から既に1週間が経過した現在、
現地の状況が何も入ってきていないので、順調なのか否かが
分からないのが何とも不安なのだけど、
(去年のソウルはあらゆる準備が難航続きだったので…(^_^;)、
どうか、念願のアルス・エレクトロニカ出展と上海の旅を
楽しんできていただけたらと、影ながらお祈りしています。


2007年10月15日(月曜日)

わが町徘徊

カテゴリー: - mochizuki @ 06時18分54秒

柳瀬荘

いつからか、このところずっと、
何かしらやらなきゃいけないと言うことがたまっていて、
「どこかに遊びに行く」と言うことがめっきり無くなった今日この頃。

かといって、家にいてもやる気が出ないので、
結局何もしないことも結構・・・いや相当に多いのだが、
こんなとき、30分使えばそこそこ何かやった気分になれる
写真ってのはやっぱりいいなあと最近再び思う。

ということで久々に実家周辺を自転車で回ってみたのだが、
既に30年近い歳月をここで過ごしながら、
実に未開拓の地が多いことに気がつく。
というか、なんという退廃的な光景が多いんだろう、我が町は。(笑)

働いている人がいたので撮るのが憚(はばか)られたが、
高さ数十メートルはあるんじゃないかという巨大なゴミ山が圧巻であった。
今度誰もいないときに、もう一回見に行ってみよう。

・・・ということで、とりあえず生きてはいる、と言う知らせのための更新。(笑)

柳瀬荘


2007年10月1日(月曜日)

「晴れた日に会いましょう」に行ってきた。

カテゴリー: - mochizuki @ 06時35分23秒

浅野さんの個展「晴れた日に会いましょう」展示作品、BottomFishの一枚。
あいにくの曇り模様だったけど、会場はとっても心地良い空間でした。
ちなみに昼までは勤め先の高校の文化祭に行ってきました。
2つの場所で、色々な方に久々にお会いできて、本当に楽しい1日だったなあ。

展示はいよいよ今日まで。
秋葉原のお近くに寄られた際は、ぜひUDXビルの二階へ〜。


2007年9月28日(金曜日)

『晴れた日に会いましょう』のお知らせ

カテゴリー: - mochizuki @ 23時45分55秒

僕が長年にわたり大変お世話になっている、
東京工芸大学メディアアート表現学科の浅野耕平先生による
インタラクションとコミュニケーションとアートの展覧会、
晴れた日に会いましょう」が
秋葉原のtime A ギャラリーという場所で行われています。

いまやアキバの新しい顔となった「秋葉原UDX」という巨大ビルの
2Fに展示されているとのことですので、お近くにお寄りの際は
ぜひご覧になっていってください。

メディアアート作品の展示では珍しい、暗室ではない展示とのことで、
自然光の中での見せ方にこだわって展示されているらしいです。
果たしてどんな会場なのか、僕もとても楽しみにしています。

ちなみに、僕が以前音制作で携わらせていただいた、
Bottom Fishという作品も展示されています。(僕も見るのは久々!)
ということで、僕も明日会場に伺う予定です。

それにしても、
「晴れた日に会いましょう」というネーミング、とても素敵だなあ〜。
明日は天候がちょっと心配らしいけど、ぜひ晴れてほしい!

—–
『晴れた日に会いましょう』
〜 浅野 耕平 インタラクションとコミュニケーションとアートの展覧会 〜
 2007年9月26日(水)〜10月1日(月) 11:00〜19:00

http://www.asanokohei.com/sunnyday/


2007年9月23日(日曜日)

You Are Not Alone!

カテゴリー: - mochizuki @ 22時56分03秒

昨日は工芸大時代の友人である首藤さんの結婚式に行ってきました。

これまでに出席させていただいた結婚式というのは、
新郎側の来賓という立場で呼んでいただいておりましたが、
今回は、人生初の、新婦の友人として呼んでいただきました。

友達の花嫁姿を見るというのは、なんとも不思議な気持ちで、
嬉しい気持ちはもちろん、でもちょっと遠くに行ってしまうような
そんな気持ちもありながらで、感慨深いものを感じました。(^_^;
でも、花嫁姿の首藤さんの幸せそうな表情がとても印象的で、
披露宴は華やかながらも、感動的な場面もあったりで、
本当に素敵な一時を過ごさせてもらえたことに感謝しています。

…ちなみに披露宴の重要な場面において、
しっかりとマイコーの曲を使ったのはさすが首藤さん!と思いました。(笑)
どうか、どうか、末永くお幸せに!!

こちらは二次会での一枚。
よく見ると、デジ研メンバーの佐藤君、佐田君もどこかにいます。(笑)


2007年9月15日(土曜日)

秋はお布施の季節なり

カテゴリー: - mochizuki @ 20時07分19秒

ネットでの購入者の評判を見る限り、案外好感触のようなので
結局LogicPro 8(製品名にはLogicStudio)を注文してしまった。

現在、我が人生におけるワーストクラスの貧困状況にあるのだが、
音楽の制作環境だけは少しでも良いもの揃えたいと思った末の決断である。
…と書くと聞こえはかっこいいのだが、
実質は、Logic8のおまけの一つである、JamPackシリーズ5つを全収録
(Apple製のループ素材集)が目当てで買ったに等しい。
(一個1万円が5個入り+ソフト諸々でもUG版なら2万円なので)

この手の音素材というのは、あればあるに越したことがない、というのが
個人的な経験談であり、実際、自分に縁のないジャンルの音制作をする場合、
こういった素材集がないのはかなり辛い。(^_^;
ということで、結構期待しているのだが、果たしてその実力やいかに…。

今年は、忙しい、忙しいと言っておきながら、
なんだかんだで結構音楽をやっている気がする。
縁あって、制作の仕事もちょっとだけやらせてもらったし、
個人的な念願だったドラムを始めたし(まだ数回しか練習に行けてないが)、
家では、結構ギターも弾いている。

やはり音楽だけは、
いくつになっても続けていたいな〜と思う、今日この頃。
…と言う願いを込めて、
今年も「林檎和尚」にお布施を捧げるわたくしであった。(笑)


2007年9月13日(木曜日)

Teo Torriatte

カテゴリー: - mochizuki @ 03時00分09秒

今となってはおとといの出来事になるが、
教職課程で必修となっている介護体験に行ってきた。

僕が現役の大学生の時期には無かったものだが、
現在教員免許(中学)を取得する者は、
介護施設で数日間の実地体験をすることが必修となっている。

これまで僕は、ボランティアとか、介護に関する対外的な活動と
いうものを行った経験は皆無であったのだが、
実際に体験を終えた今思うのは、何でもっとこう言う世界を
早くして見ておかなかったのだろうかと言うことだ。

逆に言えば、この30手前のぎりぎりのところにして、
ようやくこういう体験をして巡り会えた世界というものに
深く感謝したい。

ボランティアとか介護と書くと、
どうにも自分の方が「やってあげる」という感じになるが、
現実は、全く持ってそうではなかった。

よく言われがちなことかも知れないが、
相手の方々と接して元気をもらうのは、むしろ僕の方であった。
こういう当たり前の事実を、「実感」できたことは
どんな立派な本を読むよりも貴重な体験だったと思う。

本当は、こういう出来事があったからこう思った、
という詳細を書きたいのだが、
一応の規定というものがあって、体験中の具体的な記述は
こういう場で書いてはいけないそうだ。

ということで、何だか抽象的な内容になってしまうが、
体験を終えた今、はっきりと分かるのは、
差別というのは、無知から起こる災いに他ならないと言うことである。

無知というのは、障害について知る、知らないと言うことではなく、
差別されるその人自身を、知っているか、知らないかと言うことだと思う。

例えば、自分の大事な友達が、子供が、理由のない差別を受けて、
苦しむ姿を見なければならないとしたら、どんなに辛いだろうか。

僕が今考えるのは、ただそれだけことである。
その対象に、これまで自分が出会うことをしなかった
何人かの子供達が増えただけなのだと思う。

簡単に言うべきことではないのは重々承知しているが、
でも本当に、訪問先で出会った生徒達がみんな、
住みよい世界で、大きく育ってくれたら嬉しいなと、心から思う。
そのためだったら、自分に出来ることは、ぜひ何かやりたい。


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