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市民らの抗議行動で搬入できず

5月22日(火) 16時44分

北九州市が試験焼却することになったおよそ80トンの震災がれきがけさ、宮城県石巻市から現地に到着しました。

しかし、市民らの抗議行動で、到着から6時間以上経った今も、施設に搬入できない状態が続いています。

北九州市小倉北区の日明積出基地にはけさ9時すぎ、宮城県石巻市の震災がれきを積んだトラックが到着しました。

しかし、受け入れに反対する市民グループがトラックを取り囲み、市の職員と押し問答をするなどしてがれきの搬入を阻止しました。

施設の前では、警察が市民グループに立ち退くよう何度も警告していますが、到着から6時間以上経った今もこう着状態が続いてます。

北九州市は、西日本で初めて震災がれきを試験焼却することを決め、放射性物質の濃度が市の基準を下回った木くずなど、石巻市からおよそ80トンのがれきを搬送しました。

試験焼却はあすから25日にかけて、小倉北区の日明工場と門司区の新門司工場で行いその後、がれきの受け入れを判断する予定です。

2012年5月22日(火)のニュース