はじめに |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
まず、オーブンをあたためておきます。 |
![みちこ](/contents/086/532/073.mime1) |
170℃でしたよね。 |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
そうですね、170℃。 |
![モギ](/contents/086/532/074.mime1) |
(セットする)はい、セットいたしました。 |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
ありがとうございます。
最初にちょっとだけ
お話をしたいのですが、よろしいでしょうか。 |
![山下](/contents/086/532/075.mime1) |
もちろんです、
いつものワークショップのようにお願いします。 |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
はい。
わたしのクッキーの作り方は、
「手で作る」というのが大きなポイントなんです。
ふつうのバターを使ったクッキーは、
ゴムべらや、泡だて器などを使いますが、
わたしの場合、道具はあまりなくて、
ほとんどを手でつくります。
なぜ手で作るかというと、
上達が早くなるからです。
触ることによって生地の感触を
たしかめることができる。
昨日と今日の生地のちがいとか、
そういうことが手でわかるようになるんです。
ですからぜひ、
わたしのクッキーは
手で作ってほしいなぁと思います。 |
![](/contents/086/532/076.mime4) |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
それと、
クッキーを作るときは、
とにかくからだの力を抜くのが大事です。
力が入ると、
生地がギュッとかたくなるんですよ。
パンをつくるような場合は
力を入れてこねることで
グルテンを出すんですが、
このクッキーは薄力粉で作っていて
さくさくに仕上げたいので、
なるべく力を入れないようにします。
最初のうちは慣れないと、
どうしてもいっぱい触りたくなるし
力も入るんですね。
そうすると、かたくなったり色が悪くなります。
触れば触るほど、
クッキーの色は悪くなるんです。 |
![山下](/contents/086/532/075.mime1) |
お寿司みたいですね。 |
![モギ](/contents/086/532/074.mime1) |
ほんとだ。
いい職人はネタを触りすぎない。 |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
そうですね(笑)、
クッキーも、上手な人ほど触らないです。
触れる回数がすくない。
陶芸家さんも、
やっぱり同じようなことをおっしゃってました。
「ちょこちょこ触ってると
どんどんだめになっていく」って。 |
![みちこ](/contents/086/532/073.mime1) |
なるほどー。 |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
なるべくすくない手数で
力を抜いて作ってあげることで、
さくさくのやわらかいクッキーになります。
だからまずは、
とにかく肩の力を抜いてください。 |
![モギ](/contents/086/532/074.mime1) |
‥‥おもしろい。
そんなこと、ぜんぜん考えてなかったね。 |
![みちこ](/contents/086/532/073.mime1) |
なるべく触らないなんて、思いもしなかった。 |
![山下](/contents/086/532/075.mime1) |
「力を入れない」と
「触りすぎない」は、二大原則ですね。 |
生地作り(材料をまぜる) |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
実はきょう、
粉類、黒ごま、砂糖と塩は、
あらかじめ計量して持ってきたんです。
それを、ボウルに入れますね。 |
![](/contents/086/532/084.mime4) |
![山下](/contents/086/532/075.mime1) |
なるほど、そこにもう、ぜんぶ入っている。 |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
はい。
みなさんがつくる場合は、
薄力粉、全粒粉、塩、きび砂糖、
そして黒ごまを
それぞれ計量しながら
こうしてボウルに入れるわけです。 |
![](/contents/086/532/085.mime4) |
![モギ](/contents/086/532/074.mime1) |
はい。 |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
計りたてのボウルの中の粉は、
ギュッとかたまっています。
かたまったままだと、
材料がなじみにくいので、
まずはこれを手で、よく混ぜてあげます。
お米をとぐようなイメージで、
手をこういうふうに猫の手にして。 |
![](/contents/086/532/086.mime4) |
![みちこ](/contents/086/532/073.mime1) |
にゃー。 |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
そうですね(笑)、にゃー、ですね。
猫の手にして、こうやって、
ぐるぐるー、ぐるぐるーっと混ぜます。 |
![](/contents/086/532/087.mime4) |
![モギ](/contents/086/532/074.mime1) |
やさしく触ってますね。 |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
猫の手でやさしく、
ぐるぐるーっと混ぜていると、
かたかった粉が、
ほわっと軽くなるんです。 |
![みちこ](/contents/086/532/073.mime1) |
ほわっと‥‥。
感覚でわかるんですか。 |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
わかります、わかるはずです、
ほわっとやわらかくなるのが。
やわらかくなった粉には、
これから入れる油と水が、
スッと入りやすくなるんです。 |
![モギ](/contents/086/532/074.mime1) |
受け入れ態勢ができる。 |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
軽く、くるくるーっと
混ぜるだけでいいんです。
粉をふるいにかける必要がないのも、
わたしのつくりかたのポイントです。 |
![みちこ](/contents/086/532/073.mime1) |
ラクですよねー。 |
![山下](/contents/086/532/075.mime1) |
ここで混ぜるときからもう、
触りすぎない方がいいんですか? |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
この段階ではまだ比較的大丈夫です。
ただ、そうですね、
あまりに混ぜすぎると、
粉自体が熱を持って
グルテンが出やすくなるので、
やっぱりこれも、すみやかに。 |
![山下](/contents/086/532/075.mime1) |
すみやかに、ほわっと。 |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
そう(笑)、すみやかに、ほわっと。 |
![](/contents/086/532/088.mime4) |
生地作り(油を入れる) |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
ほわっとしたら、次に油を入れます。
計量スプーンには
いろいろなタイプがありますけど、
こういう深さがあるスプーンが
わたしは計りやすいと思います。 |
![](/contents/086/532/089.mime4) |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
これで油を大さじ2杯。
この2杯を、しっかり守ってほしいんです。
きっちり一杯。
油を器に入れてから、計ると確かですね。 |
![](/contents/086/532/090.mime4) |
![モギ](/contents/086/532/074.mime1) |
ぴっちりと大さじ1杯。 |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
計ったら、ボウルに入れます。
粉の真ん中あたりに入れてください。 |
![](/contents/086/532/091.mime4) |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
スプーンに残っている油。
これも大事な分量の一部なので、
指でしっかりとこそげとって入れます。 |
![](/contents/086/532/092.mime4) |
![山下](/contents/086/532/075.mime1) |
ここポイントですよね、太字にします。
スプーンに残った油は、
こそげとって入れる。 |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
油は大切なおいしさなので。
大さじ2杯をこうやってしっかり2杯、
入れてあげてください。 |
![みちこ](/contents/086/532/073.mime1) |
油は大切に。 |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
そうしましたら手早く、
この油と粉をなじませていきます。
ここがしっかりできていると、
さくさくになるんですよ。 |
![山下](/contents/086/532/075.mime1) |
油と粉がなじむと、さくさくになる。 |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
さっきみたいに、
お米をとぐように、力を入れずに混ぜますね。 |
![みちこ](/contents/086/532/073.mime1) |
猫の手で? |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
はい、猫の手で。 |
![](/contents/086/532/093.mime4) |
![みちこ](/contents/086/532/073.mime1) |
にゃーー。 |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
そうですね(笑)、にゃーですね、
ぐるぐるーっと全体を大きく混ぜます。 |
![](/contents/086/532/094.mime4) |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
油はボウルの、真ん中の底にたまりやすいので、
気をつけて混ぜてあげます。 |
![](/contents/086/532/095.mime4) |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
こんなふうに指がべたべたになったら、
ひとまず指についたのをとって
ボウルに入れます。 |
![](/contents/086/532/096.mime4) |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
こういうべたべたは、
さらなるべたべたをどんどん生んでいくので、
とってあげたほうがいいです。 |
![](/contents/086/532/097.mime4) |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
こうやって混ぜると、「そぼろ」というか、
かたまりができてくるのがわかります? |
![](/contents/086/532/098.mime4) |
![モギ](/contents/086/532/074.mime1) |
ありますね、そぼろが。 |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
白っぽいところと、
黄色っぽい部分があるのを
よく見ておいてくださいね。
(*太白胡麻油だと黄色くはなりませんが、
同様にしめったような色になります) |
![みちこ](/contents/086/532/073.mime1) |
黄色いのが油の部分。 |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
はい、この黄色いそぼろを、
両手でほぐしてあげるようにして
すりまぜていきます。
ここも手早さが必要ですよ。 |
![](/contents/086/532/099.mime4) |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
両手ですくって、
やさしく、ほぐすように‥‥ |
![](/contents/086/532/100.mime4) |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
すりあわせて、下に落とします。
力は入れません。
力をいれてこすると逆に
かたまりがどんどんできてしまいます。
ふわっとすくって‥‥ |
![](/contents/086/532/101.mime4) |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
やさしく両手で、ほぐす。 |
![](/contents/086/532/102.mime4) |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
そうすると、
さっき白っぽいところがあった粉が、
全体に黄色っぽくなっているのがわかります? |
![](/contents/086/532/103.mime4) |
![みちこ](/contents/086/532/073.mime1) |
うんうん。 |
![モギ](/contents/086/532/074.mime1) |
黄色い、黄色い。 |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
この色が、油が粉に
ちゃんと入った証拠なんです。 |
![山下](/contents/086/532/075.mime1) |
なかしまさんは今、
かなり手際よくほぐしましたが、
この両手ですりまぜる時間は
何秒くらいやればいいんでしょう? |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
目安としては10秒くらいですが、
それはあくまでも目安なんです。
大切なのは、粉全体に油を行きわたらせること。
全体が黄色っぽくなるまで、
手早くそぼろをほぐすことが大事です。 |
![山下](/contents/086/532/075.mime1) |
手早く、ササッと、全体が黄色くなるまで。 |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
そうなったら、ここはもうOKです。
次のステップまではこれ以上、触りません。 |
![山下](/contents/086/532/075.mime1) |
「触りすぎない」の原則。 |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
全体に油がいきわたっていれば、
すこしくらい、
かたまりのつぶが残ってても大丈夫です。 |
生地作り(水を入れる) |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
そうしましたら、ここに水を入れていきます。 |
![](/contents/086/532/104.mime4) |
![みちこ](/contents/086/532/073.mime1) |
あ、お水でいいんですか。 |
![モギ](/contents/086/532/074.mime1) |
本のレシピには、
豆乳と書いてあったのでそうしたんですけど。 |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
はい、豆乳だと味によりコクが出たり、
よりパリっとしあがりますが、
お水でもぜんぜん大丈夫です、
おいしく焼けますので。 |
![みちこ](/contents/086/532/073.mime1) |
なるほど、なるほど。 |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
お水の入れ方ですが、
1箇所に入れずに、かならず、
全体に振り入れるように入れます。
お水って、粉がすぐに
ギュッと吸い込んでしまうんですね。
なので1箇所に入れると、
分量の水では
まとまらなくなってしまうことがあります。 |
![モギ](/contents/086/532/074.mime1) |
何も考えずに入れてたかも‥‥。 |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
では、全体にまぶすように、
水を入れますね。 |
![](/contents/086/532/105.mime4) |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
きょうは大さじで2だとちょっと多いので、
1.5入れます(入れる)。
そしたらここは、とくに手早く。
すぐ混ぜます。
やはりお米をとぐように‥‥ |
![みちこ](/contents/086/532/073.mime1) |
にゃー。 |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
にゃーです(笑)。
猫の手で、ぐるぐるぐるーっと混ぜます。 |
![](/contents/086/532/106.mime4) |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
するともう、すぐに、
生地がまとまってきます。 |
![](/contents/086/532/107.mime4) |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
このくらいにまとまったら、もうOK。 |
![](/contents/086/532/108.mime4) |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
あとはボウルをこう、
生地で軽くこすってお掃除してあげましょう。 |
![](/contents/086/532/109.mime4) |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
そうすることで、
生地がまたひとつにまとまるので、
おそうじ分もこみで‥‥はい、できあがり。 |
![](/contents/086/532/110.mime4) |
![みちこ](/contents/086/532/073.mime1) |
え? |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
これでもう、いいんです。
生地が完成。 |
![モギ](/contents/086/532/074.mime1) |
これでいいんですか。 |
![山下](/contents/086/532/075.mime1) |
水を入れてから、10数秒? |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
ええ。
でもやっぱり時間は目安で、
手早くまとめたら完成ということです。
で、これ以上は触らない。 |
![山下](/contents/086/532/075.mime1) |
ぼくが作ったときは、
もーっといじってました。 |
![モギ](/contents/086/532/074.mime1) |
わたしも、だーいぶいじってた。 |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
これが、ちょうどいい生地のかたさです。
ちょっと指で押してみてください。 |
一同 |
‥‥はい。 |
![](/contents/086/532/111.mime4) |
一同 |
ああーーー。 |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
やわらかさとしては
自分のほっぺたくらいの
やわらかさを目安にまとめます。 |
![モギ](/contents/086/532/074.mime1) |
わたしのは、もっとかたかったかも。
豆乳の量がすくなかったのかな? |
![山下](/contents/086/532/075.mime1) |
あの‥‥なかしまさんはさきほど、
「きょうは大さじ2だと多いので1.5入れる」
とおっしゃいましたが‥‥
たしか本のレシピには、
豆乳・大さじ2と書いてありましたよね。 |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
そうですね、本ではそうしました。 |
![山下](/contents/086/532/075.mime1) |
きょうはなぜ、水をすくなくしたのでしょう? |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
まず、水の適量は、
その日の天候、湿度、粉の種類で前後します。
冬は乾燥しているから多めに、とか、
梅雨の湿気が多いときはすくなめに、とか。 |
![山下](/contents/086/532/075.mime1) |
なるほど。 |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
それと、
レシピブックの大さじ2という水の量は、
あえてすこし多めに書いている数字なんです。 |
![みちこ](/contents/086/532/073.mime1) |
へええー、そうなんですか。 |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
慣れないときには、
粉に油をすりまぜるところが
うまくいってないケースが多くって、
そこがうまくいってないと
水を多めにしないと生地がまとまらないんですよ。
実際、「生地がまとまらない」
とおっしゃる方は、
すりまぜが足りてない場合が圧倒的に多いです。
で、水を多く入れるので固く焼き上がるという。 |
![山下](/contents/086/532/075.mime1) |
つまり、この生地は、
粉にしっかり油が入っているから
適量の水でまとまったんですね。 |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
そういうことです。
水の量については、
何度か繰り返して作るとわかってくると思います。
手で作っているので、
感触で「あ、これくらい」と。 |
![みちこ](/contents/086/532/073.mime1) |
自分のほっぺたくらい。 |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
そう(笑)。 |
![モギ](/contents/086/532/074.mime1) |
なるほどー。
手で作ると上達しやすいというのは、
こういうことなんですねぇ。 |
成形する |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
完成した生地を、今度は伸ばしていきます。 |
![](/contents/086/532/112.mime4) |
![モギ](/contents/086/532/074.mime1) |
オーブンシートの上で。 |
![山下](/contents/086/532/075.mime1) |
オーブンの天板の大きさに合わせて
あらかじめ切っておいたオーブンシートです。 |
![みちこ](/contents/086/532/073.mime1) |
なかしま先生のクッキーは、
生地を寝かさないんですよね。 |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
そうなんです。
植物性の油の生地は、すぐに焼かないと、
油が表面にしみだして色や風味が悪くなるんです。
ですから、
食べたいときに生地をつくるのが
ひとつのコツですね。 |
![モギ](/contents/086/532/074.mime1) |
寝かさなくていいのも、ラクなのよねー。 |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
それでは伸ばします。
だいたい4ミリの厚さまで伸ばしていきます。 |
![](/contents/086/532/113.mime4) |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
力を入れすぎないように。
ここで力が必要な生地は、
あまりいい生地じゃないんです。 |
![](/contents/086/532/114.mime4) |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
伸ばした形は丸になっても、
四角になっても大丈夫なので、
気にしないでスーッと伸ばしてあげます。 |
![](/contents/086/532/115.mime4) |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
向きを変えてあげて‥‥。 |
![](/contents/086/532/116.mime4) |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
きちんと水分と油分が入った生地は、
力を入れなくても、すっと伸びてくれます。 |
![](/contents/086/532/117.mime4) |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
また向きを変えます。 |
![](/contents/086/532/118.mime4) |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
なるべくすくない回数、転がして‥‥。
‥‥はい、これくらいでOKです。 |
![](/contents/086/532/119.mime4) |
![モギ](/contents/086/532/074.mime1) |
うわーーー。 |
![みちこ](/contents/086/532/073.mime1) |
感動的! |
一同 |
(拍手!) |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
そんな(笑)、伸ばしただけですよ。 |
![](/contents/086/532/120.mime4) |
![山下](/contents/086/532/075.mime1) |
あっという間の出来事でした。 |
![モギ](/contents/086/532/074.mime1) |
わたし、この10倍は転がしてたわ。 |
![みちこ](/contents/086/532/073.mime1) |
わたしも。 |
![山下](/contents/086/532/075.mime1) |
やっぱり、力を入れずになるべく触らない、
なんですね。 |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
そうですね、
何度もゴロゴロやっていると、
焼き上がりの色が悪くなったり
食感が悪くなるので、
自分がイメージする厚さまで、
なるべくすくない回数で
伸ばしてあげるのがポイントです。 |
![モギ](/contents/086/532/074.mime1) |
あと、わたしの場合、
はじっこが薄くなって
そこからひび割れてきちゃったんですけど‥‥。 |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
はじっこだけ薄くなると、
そこだけ焦げてくるので
なるべく均等な厚さにしたいですよね。
めん棒を転がして、
「最後に」ぐっと力を入れると
はじっこが薄くなりやすいんです。
均等に伸ばすコツは、
最初と真ん中にちょっとだけ力を入れて、
あとは力を抜くんです。
もう、途中でめん棒を放すくらいの感じで。
いってらっしゃーい、と。 |
![](/contents/086/532/121.mime4) |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
そうすると、均等になります。 |
一同 |
へえええーーーー。 |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
あとはこういうカードとかナイフで
線を入れます。
下までぐっと突き刺す感じで。 |
![](/contents/086/532/122.mime4) |
![モギ](/contents/086/532/074.mime1) |
太さは自由でいいんですか? |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
はい、ここはもう、好みの太さに。
食感が変わりますので、
太いのや細いのを、
いろいろたのしんでいただければ。 |
![](/contents/086/532/123.mime4) |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
こんな感じですね。 |
![](/contents/086/532/124.mime4) |
焼く |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
これをこのまま天板にのせて、
オーブンで焼きます。 |
![](/contents/086/532/125.mime4) |
![山下](/contents/086/532/075.mime1) |
天板は、あたためておくオーブンに
入れておかないんですね |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
はい、入れておきません。
ここで生地と一緒に入れます。 |
![](/contents/086/532/126.mime4) |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
何段かあるオーブンなら、真ん中の段に。
熱が逃げないよう、すばやく閉めます(閉める)。 |
![モギ](/contents/086/532/074.mime1) |
170℃で30分、ですよね。 |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
そうですね、
きょうは25分で様子を見ましょう。
はじめてのオーブンなので。 |
![](/contents/086/532/127.mime4) |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
オーブンによってクセがあるんです。
何度か焼いて、
自分のオーブンの
クセをしってほしいですね。
片側だけ焦げるなら
途中で手早く向きを変えるとか、
表面だけ焦げやすいなら
温度を10〜20度下げてみる、とか。
クセを知れば、工夫ができるので。 |
![](/contents/086/532/128.mime4) |
![みちこ](/contents/086/532/073.mime1) |
170℃っていうのは、
お菓子を焼く温度としてはわりと低いですよね。 |
![なかしま](/contents/086/532/072.mime1) |
低いです。
すこし低めの温度でじっくり焼くことで、
中までしっかり火が通って、
風味がぐんと出てくるんです。
生地が厚かったり薄かったりしても
焼き時間が変わってしまうので、
4mmという厚さも大切ですね。
いずれにしても、
できるだけ同じ感じの生地を作って、
170℃で30分で焼くことからはじめてみて
いろいろ試してみるといいと思います。 |