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洋上風力発電 初の専用区域設定へ5月22日 14時42分
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電力会社が風力発電などで発電した電力を買い取る制度が、ことし7月に始まるのを前に、茨城県は、神栖市沖の広さ700ヘクタールの海域を、全国で初めて、洋上風力発電の建設を進める専用の区域に定め、事業者を公募することになりました。
茨城県によりますと、専用区域は神栖市の鹿島港沖合に、南北およそ7キロ、東西およそ1キロの700ヘクタールにわたって設けられ、風車の設置認可について統一的な基準を設けるなどして、洋上風力発電の建設を後押しするということです。
神栖市の沖合は、年間を通して6メートルを超える風が吹くなど、全国でも洋上風力発電に適した場所として知られ、周辺にはすでに民間の事業者が7基の洋上風車を稼働させています。
風力や太陽光発電を巡っては、発電した電力の買い取りを義務づける「再生可能エネルギー買い取り法」がことし7月に施行されるなど、国が積極的に導入を進めていて、洋上風力発電の専用区域が設けられるのは全国でも初めてです。
茨城県は、7月上旬の国土交通省の審議会に今回の計画を諮り、事業者の公募を進めることにしています。
茨城県港湾課は「社会的にも再生可能エネルギーへの関心が高まるなかで、茨城県としても風力発電の導入を積極的に進めたい」としています。
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