映像テクノアカデミア声優養成所・俳優養成所でプロをめざす声優・俳優科
2011年度 授業レポート

2011年度 授業レポート
2012.05.17
■専科特訓コースに通って得たもの
3月10日(土)、プロ専科の選考試験が行われました。
外部からの受験生は92名。そして専科特訓コースの20名が加わって総勢112名。
試験官は、東北新社外画制作演出部の伊達康将ディレクター・内池望博ディレクター 佐藤宏樹ディレクターの3名。
それぞれが3部屋に分かれて一人づつ試験を行うので、受験生にとっては、正に真剣勝負。特に一年間専科特訓でハードな訓練を受けてきた20名は、外部からの受験生より、緊張しているようでした。
その試験に見事合格した専科特訓コースの松本大督さんに、この一年間を振り返っていただきました。
専科特訓コースに興味がある方には、是非読んでいただきたい内容です。



【専科特訓コースで得たもの】

まず、1年前の僕は自分の実力がどの程度なのかも分かってない状態で、 ただ吹き替えの仕事がしたいという漠然とした想いだけで プロクラスのオーディションを受けました。
オーディション当日、沢山の、それもキャリア・実力ともに 確実に僕よりも上の方々ばかりで、本当に緊張したのを覚えています。 試験も、噛み噛みだったりアクセントを間違えたり、 散々なあげく、もちろん不合格でした。 結果発表のときに専科特訓コースの説明会を知って、 それこそ藁をもつかむ想いで説明会に参加しました。
そのとき、初めてじっくりと一の宮先生のお話を伺いました。
『来年プロクラスに入り、さらにそのプロクラスで活躍するためのクラス』
というお言葉と、先生の熱意に心を打たれ、入学を決めました。

最初の授業のときに、オーディションでのテストの点数を伺いました。 15点満点を取ってはじめて通るか通らないかのオーディションで、 恥ずかしながら、たったの8点でした。
こんなにもプロとしての実力が自分に無いんだなと、 今まで意図せず認めてこなかったことを目の前に突きつけられ、 正直、衝撃を受けました。 ですが、これが本当によかったと思います。 今の状態を受け入れたからこそ、基礎の基礎から改めて本気でやり直せたと思います。

専科特訓コースならではの特徴として、授業ごとに担当してくださった先生が 僕たち一人ひとりに対して、オーディションと同じ形式で 点数付けを行ってくださいます。 1年間を通して、点数が上がったり下がったり、人間・役者としての印象が 書かれていたり、自分の長所・短所を本当に客観的に知ることができたんです。
僕はこのおかげで、自分の声が『優しく、ナレーションに向いている』 ということを知って、実際に仕事につなげることもできました。

専科特訓に通って思ったのは、プロの役者が改めて、 滑舌・発声といった基本的なところから、吹替・ナレーション・舞台演技など 総合的・実践的に学ぶことができる場所だということです。 こう聞くと、改めて養成所に入りなおすような印象を受けるかも知れませんが 全くそんなことはありません。
先生方がこの世界の第一線で活躍されている方ばかりなので、 正直なところ甘く見ていると痛い目にあうと思います(笑)

各授業は、単純に上手いとか下手とかだけではなく、 どうやったら今後の仕事につながるか、仕事場だとどういう判断が下されるかなど、 先生方が自らの経験などを交えて、僕たちのことを本気で考えて評価して下さいます。 それが本当に的確で、いざ仕事をいただいたときに本当に役に立ちました。

それに加えて、クラスメートも全員プロなので、 皆さんの演技から学ぶこともたくさんありました。

夏の試演会も、専科特訓を語る上で忘れてはならないイベントですね。
これは、クラスメートの皆さんと舞台作品を作り上げて学校内で発表するのですが、 この場に事務所のマネージャーさんや知人を呼ぶことができるんです。 ここで、自分の実力や勉強の成果を見ていただいたり、 これをきっかけにして会話をするなど、とてもいい機会になると思います。 実際、僕の知人も見に来てくれたのですが、 面白かったと言ってくれたのと同時に、『そんな芝居ができるんだね』と 新たな一面を見たとも言ってくれました。

専科特訓コースに1年間通って、1年前の僕に比べると 発声の仕方やお芝居に対する姿勢など、本当に大きく変わることができたと思います。 それでも振り返ると、もっとできたのではないかとも思います。 それだけ、やればやるだけ自分に返ってくる、そんなクラスだと思います。
実際、今年のプロクラスのオーディションに落ちた場合、 できるならもう1年通うことも考えました。

そして今年のオーディション。 1年前と同じく、緊張していました(笑) ですが、いざ芝居のテストになると、楽しんで思いっきりやっている自分がいました。 その結果、おかげさまでプロクラスに入ることができました。 たった8点だった僕でも、1年間で変わることができたんです。

いまプロクラスに通い始めて、さらに上のレベルでの戦いを肌で感じています。
当日、初めていただいた台本を使い、初めてVTRを見てお芝居をする。 周りの皆さんは、やはりオーディションを勝ち抜いてこられただけあって 上手いのは当たり前で、その中でどう自分の長所・個性・表現を出せる芝居をするか、 本当にすごい方ばかりです。 僕も今は付いていくことで精一杯ですが、 いつかは僕の芝居で吹替えができるように、さらに頑張っていこうと思います。

最後に、専科特訓コースははやればやるだけ自分に返ってきます。
それこそ、意欲次第ではプロクラスに入った直後に、 クラスのトップを目指すことができるくらい実践的です。
個人的には、プロクラス関係なしで専科特訓に通うこともありだと思います。 特に養成所を卒業し、事務所に入ってすぐの方にお勧めです。
仕事に対する姿勢や仕事の雰囲気を学んだり、 先生方の経験談を聞いたり他の事務所の方の演技を見たり、 そして、自分の長所を知ることで、役者としてどんどん成長できると思うからです。
はっきりと言ってしまうと、『事務所には入っているけれども、仕事がない』 いろいろ理由はあると思いますが、その中で『自分に関する理由』を 知りたい方には、本当にうってつけだと思います。
説明会に参加できる機会があれば、ぜひお勧めします。

松本 大資
2011.12.14
■ 専科特訓コース インタビュー 苦手な部分をどう克服したか?

このレポートでも何回か取り上げている専科特訓コースは、生徒全員が事務所に所属していて、もっとレベルの高い声優になる為勉強をしているクラスです。そのためには自分の弱点と向き合い、克服しなくてはなりません。

その専科特訓コースの生徒に、自分の「苦手な部分をどう克服したか?」を聞いてみました。

専科特訓コース 佐久間由紀子

4月から専科特訓に通い始めて、自分の弱点が洗い出されました。
私の場合、自分が思っている以上に、喋りだしのテンションが低く、暗い音になる癖があります。そのため冒頭の言葉や文章は、明るい音質でしっかりと押し出せるように心がけています。
また、テレビを見る時も、話し手のテンションや声の音質、全体のバランスなどを具体的に意識して聞くようになりました。
他にも弱点や癖は色々ありますが、それらをきちんと自覚することにより、以前より冷静に素材(文章)と向き合えるようになった気がします。もちろん基本的な早口言葉や初見での音読も日々続けています。

専科特訓コース 羽野大志郎

自分の弱点は、滑舌の甘さと、初見で読む原稿に対する弱さ、そしてキャラクターを演じる時の思い切りのなさ、そして人前で演じる度胸のなさ、にあると思います。
それらを克服する為に、まず滑舌は毎日通勤時、駅までの路上での反復練習。
初見の弱さは、本を読むとき、活字を読むときは、人に迷惑がかからない様に声に出して読む。別に大きな声を出す必要もなく、かといって口の中で、もぐもぐしていては効果がないので、電車の中や喫茶店の中では遠慮しています。
キャラ作りに関して言えば、最近やり始めたのが「物真似」です。
物真似をやることによって、羞恥心がなくなり、度胸もついて来たような気がします。
とにかくこの映像テクノアカデミアでは沢山の事を学ばせて頂いていますが、特に言われるのが、お客様を楽しませる演技を意識することです。
人を楽しませる事……とても簡単な様でいて、一番難しいハードルです。


2011年度も残り三ヶ月あまり。自信を持って、苦手を克服できたといえる姿を期待しています!

2011.09.15
■ TTC(トータル・トレーニング・コース)授業風景V 試演会リハーサルが大詰めの稽古!




来る9月23日(祝金)に当校の5階教室にて、TTC(トータル・トレーニング・コース)、俳優研修クラス、俳優実践クラスの3クラスが、試演会を行います。
各クラスともここに来て、熱のこもった最後のリハーサルに入っています。

そんな中、TTCの生徒がリハーサルで感じたことを書いてくれました。

「私達TTCは、西海真理先生のご指導の下”ダイエッター“と”ギャルゲー“の二つの物語を上演します。 練習は台本の読み合わせ、立ち稽古と進んでいきましたが、その中で、舞台での立ち方や見せ方、また台詞の一言でその人物の性格や思いなどの意味がまったく違ってくることなど、多くのことを学びました。

“演じようとするのではなく、思うことが大切。 心の波に乗せること。“

物語では、現代の女子高生とその家族や周りの人々を演じます。年齢や経験の異なる他人を演じる上で戸惑ったり、上手く行かずに悩んだりすることもありましたが、練習を重ねて行く内に少しずつ良くなっていくのを感じ、演技って楽しい!と実感しています。 また、この舞台を通してクラスのメンバーの交流も深まりました。
本番まで残り一週間となりましたが、ラストスパートをかけて頑張ります。
TTC 田原 萌

日時 9月23日 14:30 開場 15:00開演
場所 映像テクノアカデミア 5階D教室 入場料無料

詳細は公演予告&レポートを参照ください。

皆さん是非、観に来てください!

2011.8.18
■ 専科特訓コース 授業レポート-U

8月1〜4日に、4日間に亘るディレクターによる、夏の特別授業が行われました。

連夜のこの特訓は、専科特訓クラスしか経験出来ない特別な授業なのです。
毎晩、東北新社の吹替ディレクターが入れ替わりで授業を行い、一人一人の 長所・短所を評価し、今後のカリキュラムの参考にする為、また生徒個人個人の指針を明確にする為に行われる授業なのです。 去年はこの授業を行ったお陰で、生徒の一人が、ドラマシリーズのレギュラーに選ばれたという 実績もあるのです。



ですから、4日間の出席率は99%。教室の中は熱気でムンムン していました。

1日目、佐藤宏樹ディレクターの感想。
「もっともっと高みを目指して、自分に厳しくなって欲しい」

2日目、伊達康将ディレクターの感想。
「一部にそのまま使えそうな人が居た」

3日目、太田敏哉ディレクターの感想。
「パワフル&表情豊かに伸び伸びと演じてくれて、気持ち良かった。 今後に期待出来そう」

4日目、川合茂美ディレクターの感想。
「元気なクラスでした。さあ、これからだ!と言う気持ちが前面に出ていて、 授業に活気がありました。個性派も何人か見受けられ、将来が楽しみです」

生徒の感想
「4日間とも大変だったけど、とても良かったと思う。

実は1日・2日目は緊張した上に、上手く演じようとか考えていたから、固くなって しまったけど、3日・4日目は思い切って演じられて、とても楽しかったです」
「こう言う授業は初めてだったけど、凄く良かった。
特にディレクターさん達の、我々を 見る眼の確かさにはびっくりした。初対面なのに、芝居に対する取り組み方まで 指摘された事は、さすが現役ディレクターだなあ、と思った」

この4日間の授業が今後の彼らの発展に繋がる事を、心から祈っています。

2011.8.3
■ TTC(トータル・トレーニング・コース)授業風景U

指導・演出の西海真理先生(右)


台風が過ぎ去った日本列島に、また酷暑がやってきました。
そんな中、5階の教室では、今日も朝からTTCの若者達が、汗をかきながら9月23日に行われる試演会の練習に励んでいます。(クーラーは入っているのですが熱気で室温が高くなっています)
お芝居のタイトルは「肉体改造クラブ」、指導・演出は西海真理先生(劇団朋友)。
8月中は夏休みなので、今の内にある程度の処まで、稽古をしておかないと、間に合わないので、西海真理先生も稽古には力が入ります。
見学していて一番びっくりしたのは、生徒達に台本を配ったのが一週間前だったと言うのに、台詞をほとんど覚えて来ていたことです。
聞くところによると、授業後、先生が帰った後、自分達で空き教室を借りて、自主練習をしていたそうです。
西海真理先生のコメント
「身体に癖がある人や、台詞の語尾が流れてしまう人がいますが、稽古を重ねて行く内に直って行くでしょう。とにかく素直な皆さんです」

9月にまた、このクラスを取材しようと思いますが、その時までどの様に変わっているか、楽しみです。

この公演の詳細もその時にお知らせいたします。

2011.6.23
■ 専科特訓コース 授業レポート-1

専科特訓コースは、2010年に立ち上げた新クラスです。
このクラスは当校のプロクラス入学を目標に、1年間を掛けて1人々々の能力を細かくチェックし、欠点を直し長所を伸ばして、3月のプロクラス受験へと授業を進めていきます。
第一期生は8人でした。その中から2人は半年も経たない内にレギュラーを確保し、既に活躍しています。そしてプロクラス受験では8人中7人が合格しました。

そして2011年は、25人がこのクラスに参加、当初の趣旨でもある少数精鋭主義を貫き、2クラスに分かれての授業が展開しています。専科特訓日曜コースと火曜コースです。

今回は日曜コースの松宮可奈さんが、某ラジオCMのオーディションに見事合格したので、その収録風景をレポートします。収録は6月15日に行われました。

曇よりとした天気の中、新橋にあるオムニバス・ジャパンのスタジオに着くと、緊張気味の松宮さんがナレーション原稿に集中していました。



録音中の松宮可奈さん
松宮さんの感想
「口がカラカラに渇いてしまって、普段のレッスンではできるような文章も、最初はうまく発音できませんでした。お水を沢山飲んで、スタッフの方も緊張をほぐしてくださり、最後には、楽しく録音することができました。
一番難しく感じたのは、ディレクターさんの指示をどう表現するかでした。
“落ち着いた声のトーンのままもっと強く”とか“テンションは下げたままもっと激しく”など、自分の中の言葉のイメージとディレクターさんが伝えようとしている言葉のイメージを合わせるのが重要なポイントだと思いました。
とにかく思っていた以上に大変でした。でも勉強になりました。」

松宮さんの意中はさることながら、後でプロデューサーの意見を聞くと、「とても良かったよ」と言って頂きました。
まさに「学びながら出演、出演しながら学ぶ」松宮さん。今後もこの専科特訓コースの様子を定期的にお伝えしていこうと思っています。

2011.5.20
■ TTC(トータル・トレーニング・コース)授業風景



ゴールデンウィークも終わり、5月9日朝10時30分から、TTC(トータル・トレーニング・コース)の授業が始まりました。長い休みの間に弛緩した肉体を元に戻す、肉体訓練の時間です。
このクラスは4月開講以来、全員が無遅刻、無欠席のクラスです。
16ビートのリズムに合わせて、首、肩、胸、腰の運動から、徐々に身体全体の動きに
誘導しているのは、大学の現役ダンスクラブの中島拓也講師。

声優のお仕事はスタジオの中なので、ヒップホップもロックダンスも必要がないだろうと思っている方が大勢いらっしゃると思いますが、とんでもない。このリズム感こそ、声優には必要なのです。
特に洋画吹替の場合、台詞には独特のリズムがあり、リズムが取れない人は、可哀想なくらい、台詞が合わないのです。
口が合わない、早上がりしてしまう、こぼれてしまう(台詞が早く終わったり、まだ残っていたり)等の問題に頭を悩ましています。
実はこの肉体訓練はTTCだけが取り入れているカリキュラムなので、時々他のクラスからも、授業見学と称して、参加しに来る方もいます。
授業見学はいつでも可。在校生なら、人数に制限もありますが参加も可です。

2時間の授業後は皆さんの顔も、連休前の引き締まった顔に戻っていました。

2011.4.20
■ 声優・俳優科の新学期が始まりました。


声優・俳優科は4月11日(月)から1週間に渡り全クラス(21クラス)が開講しました。 進級者、新規入学者全員がこれから1年間、机を並べて勉強していくのです。
年齢も経歴も職種も様々な人達が、あるクラスは少人数で、あるクラスは大所帯でプロの先生たちに、ナレーションの極意やら、演技、吹替、声楽などを教えて貰うのです。
時間前の教室内は、進級組は再会を喜び合い、新規入学者はあまりお喋りもせず、ただじっと始まるのを待っていました。 時間が来ると、最初の儀式、自己紹介が始まったのです。 人前で喋る事は声優・俳優になろうとする人は、当たり前のことなのですが、やはり 緊張のせいか名前しか言わない人もいて、毎年楽しい自己紹介なのです。
「僕は○○です。仕事は地方の駅で駅員をしています」
「私はコールセンターでバイトをしながら、夜は別のバイトをしています」
「私は看護師です」
「僕は薬屋で働いています」 ファーストフード店でアルバイトをしている人や、コンビニでアルバイトをしている人もいましたが、皆さんそれぞれが自分の夢に向かって第1歩を踏み出した開講日でした。

そして当校では話題の専科特訓クラスも開講日を迎えました。 このクラスは全員が声優事務所に所属しており、すでにお仕事をやっているプロの 声優さんたち。その人達が自分たちの技術の向上を目指して、闘志を燃やしているので教室内の雰囲気が他のクラスの開講日とは全然違っていました。 全員がプライドを捨て、見栄も捨て、初心に戻ってもう一度基本からやり直す覚悟で 授業を受けているので、目がキラキラ輝いていました。 出来る筈の滑舌が出来ない、文章を読んでいても、かんだり、スピードについて行けなかったりすると、初心者以上に悔しがっていました。

2011年度の学期が一斉にスタートしたこの1週間でした。
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【2011年度 授業レポート】声優養成所や俳優養成所をお探しのみなさま
映像テクノアカデミアの声優・俳優科では、演技基礎や発声などの基礎を学び、さらに吹替やナレーション実習・舞台公演などの実践も経験できます。
声優養成所・俳優養成所として業界をリードする総合映像プロダクション「東北新社グループ」の完全バックアップにより、在学中に東北新社制作作品に出演することもできます。卒業後もプロクラスでさらに学ぶことが可能です。