週末、実家に帰っていると、旦那からメールがきた。
「車のダッシュボードに重要な手紙が入っています。1人で読んでください。」
中には手紙、DNA鑑定書、離婚届けが同封されていた。
手紙には、まさかこんなことになるなんて…という旦那の絶望、知らないことにして一緒に育てようかとも考えたという葛藤、子供が本当の父親といることが皆にとっての幸せという展望、が丁寧に綴られていた。
彼もずっと同じことを言っていたし、私も心のどこかでは思っていた。
ただ、経済的基盤が揺らぐことや、旦那のことを好きであることなどが、実行する気持ちに足踏みさせていた。
けれど、くるべきときがきたのだ。
私は結局、精子だけもらってあとは旦那に忠誠を誓うことも、子供の父親と一緒になることが幸せだという決断も、どっちを決断することもできずに。
旦那は私がひた隠しにしていたことを調べあげてしまったではないか。
「DNA鑑定の口腔粘膜を採取する際、子供が嫌がってちょっと泣いたんだ…。」
と聞いたとき。
涙がポロポロと流れてしまった。