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できごと
証拠品捏造事件、警官らを「略式不相当」大阪簡裁判断、正式裁判へ
2012.3.27 08:07
大阪府警八尾署の警察官3人が無関係の木刀を証拠品として捏造(ねつぞう)したとして今年1月、証拠隠滅などの容疑で書類送検された事件で、検察側が3人を証拠隠滅罪で略式起訴したものの、大阪簡裁(立川唱寛(まさひろ)裁判官)が「略式不相当」と判断していたことが26日、分かった。今後、公開の法廷で審理される。判断は8日付。
起訴されたのは、依願退職した久保優二元警部補(53)=大阪府高槻市▽三好貴幸巡査部長(37)=大阪市港区▽田口洋平巡査部長(33)=堺市南区-の3人。
起訴状などによると、3人は昨年10月、事件の証拠品の木刀がなくなっていると思い込み、監査が迫っていたため同署にあった無関係の木刀で代用。証拠品用の札を結びつけて保管庫に収納するなどして、証拠を捏造したとされる。
実際は紛失は勘違いで、木刀は押収されずに関係者が所有したままだった。
平成22年12月には、任意の取り調べで暴言を吐くなどして脅迫罪で略式起訴された府警東署の警部補についても大阪簡裁が略式不相当と判断。正式裁判により罰金刑が確定している。
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