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経済評論家の邱永漢氏 死去
5月18日 11時38分

経済評論家の邱永漢氏 死去
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台湾出身の実業家で、経済情勢や財テクなどについての分かりやすい解説で親しまれた経済評論家で直木賞作家の邱永漢さんが、16日、心不全のため亡くなりました。
88歳でした。

邱永漢さんは台湾出身で、東京大学経済学部を卒業後、台湾の独立運動に関わったことがきっかけで香港に亡命しました。
香港で貿易業を営んで富を築くかたわらで執筆活動を始め、昭和29年からは日本に拠点を移して、亡命生活の経験などをつづった小説「香港」で外国人では初めて直木賞を受賞しました。
その後も実業家として活躍しながら投資や不動産売買などを分かりやすく解説した多くのビジネス書を手がけ、「金もうけの神様」とも呼ばれました。
平成5年に発表した「中国人と日本人」は、両国の国民性の違いや今後の交流の在り方などを独自の視点で論じてベストセラーになったほか、インターネットのホームページでビジネスについてのコラムを先月まで4400回以上にわたって連載するなど、執筆活動を続けていました。

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