産廃処理法違反:他人名義で許可取得の疑い 愛知・豊田
毎日新聞 2012年05月19日 22時37分
産業廃棄物収集運搬業の許可を他人名義で不正に取得したとして、愛知県警生活経済課と岡崎署などは19日、同県豊田市の産廃処理会社「ENEMEC」の実質的経営者、朴本洪秀容疑者(62)ら2人を廃棄物処理法違反(営業許可の不正取得)の疑いで逮捕した。別の1人も同容疑で逮捕する方針。捜査関係者が明らかにした。
捜査関係者によると、3人は共謀して11年夏ごろ、朴本容疑者が同社を実質的に経営しているにもかかわらず、別人を同社の社長とするうその申請書類を県に提出し、収集運搬業の許可を不正に得たという。
朴本容疑者は06年、産廃を大量に放置したとして同法違反(不法投棄)の疑いで逮捕されて執行猶予中のため許可を得る資格がなかった。このため別人に名義を貸すよう依頼したという。【石山絵歩】