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国会図書館で番組収集へ改正案骨子5月21日 4時57分
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国会図書館でテレビやラジオの番組の収集・保存を始めるため、衆・参両院の議院運営委員会の理事らでつくる検討会は、必要な法律の改正案の骨子をまとめました。
国会図書館は、国内で発行された原則すべての書籍や新聞、音楽や映画などを文化的な資産として収集・保存していますが、衆・参両院の議院運営委員会の理事らでつくる検討会は、テレビやラジオの放送文化も後世に伝えるべきだとして、必要な法律の改正案の骨子をまとめました。
それによりますと、国会図書館がみずから番組を録画・録音し、当面、テレビは東京にあるNHKと5つの民間放送のそれぞれ地上放送と衛星放送を、またラジオは、首都圏のAMとFMの放送について、すべての番組を収集・保存し、コマーシャルも含めるということです。
そして、現在の著作権法の範囲内で番組を利用するため、国会図書館の中だけで視聴できるようにして、複製して提供することは認めないとしています。
検討会は、今後、今の国会に改正案を議員立法で提出するため、各党での手続きを行い、来年からの実施を目指したいとしています。
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