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国際医療センター 筋しかん剤紛失
5月21日 21時48分

東京・新宿区の国立国際医療研究センターで、毒薬に指定されている筋しかん剤の瓶1本が、鍵の掛かった保管場所から紛失していたことが分かり、病院は、警察に届け出るとともに、薬がなくなった経緯について調べています。

国立国際医療研究センターによりますと、今月12日の午前2時半ごろ、看護師が手術室の鍵の掛かった保冷庫に保管されている筋しかん剤の瓶の数を確認したところ、1本なくなっていることに気付きました。
手術室には、麻酔に使うため、常に50本の筋しかん剤が保管されていて、前の日の手術で使われた本数を除くと、この日は33本が残っているはずでしたが、1本足りなかったということです。
筋しかん剤は薬事法で毒薬に指定されていますが、病院では、保管している保冷庫の鍵は、手術の際、誰でも取り出せるようになっていたということです。
また、手術室の出入口に設置されたカメラには不審な人物は映っていないということで、病院は、警察に紛失届けを出しました。
病院では、関係者に聞き取り調査を行うなど、薬がなくなった経緯について調べるとともに、今後は鍵を管理する責任者を決めるなど、再発防止を図っていきたいとしています。

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