リレーの役割 その1


 
リレーがない場合,バッテリーからの電源コードは電装品に接続する前に車内のスイッチを通さなくてはなりません。
 
延々と車内まで続く長いコードとコネクター類により大きな電圧ロスが生じます。
 

 リレーを電装品の近くに付けておけば,バッテリーと電装品をつなぐ電源コードは短くて済みますから,電圧のロスを
 少なくすることが出来ます。

 リレーのしくみは,電磁石に電流を流して,接点同士をくっつけて通電させるという,簡単なものです。
 


              リレーの役割 その2

   バッテリー電源から車内のスイッチに直接電気が来ていた場合,スイッチにはその電装品と同じ消費電流
    が流れてしまいます。
    30アンペアだの60アンペアだのをその都度流していたのでは小さなスイッチ接点はたまったものではありません。
    けっこうな大きさのしっかりしたスイッチを取り付けなくてはなりません。
     しかし,リレーを入れた場合,そのリレーを作動させるためのごく僅かの電流(1アンペア以下)しか車内のスイッチ
    には流れませんので,こじゃれたミニスイッチで済むというわけです。
     電装品から離れた室内のヒューズボックスに取り付けられているリレーは,主にこっちの理由からです。