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シー・シェパード代表の“保釈”決定
5月19日 8時10分

ドイツで拘束された反捕鯨団体「シー・シェパード」の代表について、フランクフルトの裁判所は、およそ2500万円の保釈金を支払えば、逮捕要請が出ている中米コスタリカに移送するかどうかの判断を下すまでの間、保釈を認めるという決定をしました。

日本の調査捕鯨船への妨害行為を繰り返してきた、シー・シェパードのポール・ワトソン代表は、今月13日、フランクフルト国際空港で、10年前にコスタリカの船の航行を妨害したとして、コスタリカ政府から出されている逮捕要請に基づき、身柄を拘束されました。
ワトソン氏について、フランクフルト上級地方裁判所は18日、25万ユーロ(日本円でおよそ2500万円)の保釈金を支払えば、コスタリカに移送するかどうかの判断を下すまでの間、保釈を認めるとする決定をしました。
これについて、シー・シェパードのスポークスマンは、「保釈金は用意したが、すでに銀行が閉まっており、月曜日まで振り込むことはできない」と話しています。
ワトソン代表を巡っては、日本の海上保安庁もおととし、シー・シェパードのメンバーが日本の調査捕鯨船へ妨害行為を行ったことについて、傷害などの疑いで逮捕状を取り、ICPO=国際刑事警察機構を通じて国際手配しましたが、ICPOはことし3月、「国際逮捕状の要件を満たしていない」として、これを取り消しています。

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