保健室(04)[船塚ミユキの愚策2]








3学期になった。
保健室では相変わらず、ミユキの作戦が続いていた。

処理班のうち、吉本貴子と大熊知香は、
次なるターゲットを「浜名の好きな人」に設定した。
二人とも浜名幸子が嫌いだったからだ。


↑吉本貴子
  鴻巣市宮前15-1
  048-596-0592

↑大熊知香
  鴻巣市箕田362-34
  048-596-3306


二人は「浜名の好きな人」対し、
口々に、「皆が大変な時に」「自分だけ助かろうなんて卑怯よ!」
と言って、男を保健室に行かせた。





男が保健室に付くと、ベッドに寝かされた。
こうして夏の大会と同様に、「浜名の好きな人」が犠牲になった。
全部、船塚ミユキのせいである。





暫くすると、保健室に浮塚がやってきた。
浮塚は、黒幕がこの男だと聞かされていた。
さんざん男を罵倒した後、浮塚は帰って行った。



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