NHK宮城県のニュース　仙台放送局

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被災建築物 保存か意見募集

震災で被害を受けた建物を保存すべきかどうか、石巻市は、市民の意見を参考に検討していくことになりました。
石巻市では、津波で公民館の屋上に乗り上げた大型バスがことし３月に撤去されましたが、震災の被害を受けた建物については、「保存して防災の教訓にすべきだ」という声がある一方、被災した住民の感情もあり、各自治体ともなかなか方針が決まらない状態です。こうしたなか、石巻市は、市民の意見を参考に保存すべきかどうか検討していくことになりました。具体的には、保存するとしたら、どの建物にするべきか意見を募集し、対象の建物を決めた上で、保存の是非を検討するということです。
募集では、公共、民間の施設を問わず、建物全体や柱などの建物の一部、それに津波で流された石などで地震や津波の威力、被害の大きさを物語るものが対象になるということです。
意見は、来月２９日までメール、ＦＡＸ、それに郵送などで受け付けられ、市は、年内をメドに対象の建物を決める予定ですが、「保存するかどうかは反対意見もあるので、被災者の心情を踏まえ慎重に検討していきたい」と話しています。
応募先は、郵送は〒９８６－８５０１石巻市復興政策課。
ＦＡＸ番号は、０２２５－９５－１１７５。
電子メールのアドレスはｒｅｃｏｎｓｔ＠ｃｉｔｙ．ｉｓｈｉｎｏｍａｋｉ．ｌｇ．ｊｐです。

05月20日　05時53分

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