NHK宮城県のニュース　仙台放送局

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養蜂を学ぶ 通信制高校生

中学校で不登校になるなどさまざまな事情を抱え、再出発を目指している通信制高校の生徒たちが、１９日、利府町にある養蜂所を訪れ、ハチの生態や養蜂の仕事を学びました。
利府町にある養蜂所を訪れたのは、鹿児島県にある通信制高校、「屋久島おおぞら高校」の仙台キャンパスに通う３年生、４人です。
この特別授業は、不登校や家庭の事情などで通信制高校に通う子どもたちに人や自然とふれあい、再出発を図るきっかけにしてもらおうとことし１月から月１回程度のペースで行われています。
生徒たちは、以前、訪れた際に自分たちで作った巣箱からハチの卵を取り出してふ化の瞬間を観察したり、花粉を運ぶハチを触ったりしました。
また、養蜂農家の人から、女王蜂がすむ巣とそれ以外の巣ではエサが違うといった説明を受けてハチの生態を学んでいました。
特別授業に参加した男子生徒は、「一生懸命働くハチの姿を見て感動しました。自分も社会に出て仕事をしたいと思いました」と話していました。
養蜂所での特別授業は今後も続けられ、１０月ごろに、自分たちで作った巣箱のハチの巣からハチミツを採取するということです。

05月19日　18時23分

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