ここから本文です
[PR] 

旭天鵬、3敗守って最高齢初V王手

デイリースポーツ 5月20日(日)9時13分配信

旭天鵬、3敗守って最高齢初V王手
拡大写真
 旭天鵬(左)は琴欧洲を上手投げで破った(撮影・三好信也)
 「大相撲夏場所14日目」(19日、両国国技館)

 大関稀勢の里と、平幕の栃煌山、旭天鵬がそろって勝って3敗を守った。稀勢の里は大関日馬富士を寄り切り、栃煌山は大関鶴竜を肩すかしで、旭天鵬は大関琴欧洲を上手投げで下した。14日目を終えて、トップに3人が並ぶのは01年春以来。横綱白鵬、平幕の隠岐の海、碧山は4敗を維持。千秋楽はそれぞれ直接対決がないため、6人による優勝決定戦の可能性も残っている。

 旭天鵬が3敗を死守した。左上手を取ると、琴欧洲にまわしを与えず豪快に投げ捨てた。「気づいたら投げていた。栃煌山も勝っていたし、オレも行きたいと思った。負けてもともとだしね」。日ごとに大きくなる声援が「本当にすごい」と力になっている。

 37歳8カ月の大ベテラン。賜杯を抱けば、昭和以降では、1929年3月場所の豊国(35歳6カ月)を上回り、史上最高齢での初優勝となる。

 場所前に元大島親方(元大関旭国)の定年に伴い大島部屋から友綱部屋に移籍した。モンゴル初の力士として92年春に初土俵を踏み、05年には帰化。元大島親方の太田武雄氏にならい、名前を「太田勝」とした。引退して部屋を継ぐ方向だったが、「本当に迷ったけれど、お父さん(元大島親方)と一緒に決めた」と現役にこだわった。

 記録もモチベーションになっている。幕内出場回数で土佐ノ海を抜き、単独で史上7位となる1184回に。通算800勝も達成した。「昨日は30件くらい電話があったよ。うれしいし、それに応えたい気持ちもある。最後まで思い切っていく」。元大島親方に最高の報告をするためにも、大きな獲物を照準に定めた。

【関連記事】
旭天鵬、佐田の富士退け通算800勝に満面の笑み「やったという感じだね」
稀勢、連敗止めた!優勝争いへ飛躍誓う 把瑠都に対しては「いつも気にしない」
自力優勝のない白鵬、体調不安なし!逆転Vある「天に任す、自分ではどうにもできない」
日本人力士優勝の期待を背負う栃煌山、稀勢と同期も賜杯狙う!
旭天鵬 稀勢の里 栃煌山 を調べる

最終更新:5月20日(日)9時44分

デイリースポーツ

 

関連トピックス

主なニュースサイトで 旭天鵬勝 の記事を読む

PR

carview愛車無料査定
PR
ブログパーツ

スポーツトピックス

注目の情報


PR