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 映画「少年H」のロケ撮影を行った、主演の水谷豊(右から2人目)、伊藤蘭(右端)ら。左端は原作者の妹尾河童(撮影・辰巳直之)

 映画「少年H」のロケ撮影を行った、主演の水谷豊(右から2人目)、伊藤蘭(右端)ら。左端は原作者の妹尾河童(撮影・辰巳直之)

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 俳優・水谷豊(59)と妻で女優の伊藤蘭(57)が夫婦役で結婚後初共演する映画「少年H」(来夏公開)のロケ撮影が19日、兵庫県加古川市内で行われた。

 物語の舞台となる同県での撮影初日だったが、2人は、方言指導担当者もうなる完璧な神戸弁でセリフをやりとりした。初の関西弁での芝居となった水谷は「日夜トレーニングしてますから」と伊藤と目を見合わせて自信の笑みを浮かべていた。

 流ちょうな関西弁が次から次へと飛び出した。北海道生まれで東京育ちの水谷と、東京生まれの東京育ちの伊藤。俳優として百戦錬磨の夫妻は“二人三脚”で、関西弁の中でも独特のイントネーションを持つ“難敵”神戸弁を克服した。

 関西弁での芝居に初挑戦する水谷は練習法を尋ねられると、伊藤と顔を見合わせた。

 水谷「どうやろなぁ?」

 伊藤「自然と出てくるなぁ」

 関西在住の報道陣らも感心する、息ぴったりのかけあいを即興で披露した。

 「ずっと関西で育ったと思われるようになれるくらい、日夜勉強してます」。水谷は、ボケとツッコミを交えた?夫妻でのトレーニングの成果と明かした。撮影は方言指導担当が神戸弁のセリフをレコーダーに吹き込み、2人が覚える形でスタート。今月1日にクランクインしたが、担当者が「一度もイントネーションを直したことがない。完ぺきとしか言いようがない」と話すほどの完成度だ。

 89年に結婚した2人の共演は、結婚のきっかけとなった日本テレビ系ドラマ「事件記者チャボ」以来28年ぶりだが、水谷は「(役作りとして)夫婦であることを意識しなくてもいい」と夫婦役を演じるメリットを説明。伊藤も「日々、(劇中での)家族のチームワークも良くなっています」と公私ともに夫婦円満をアピールした。

 この日は加古川市内に明治時代から残る社宅を主人公家族の自宅に見立て、自宅近所でのシーンを撮影。現場を訪れた原作者の妹尾河童氏(81)も「家も実際のイメージ通りですが、水谷さんや伊藤さんの姿や言葉が素晴らしい。本当に自分の両親を見ているようで驚いた」と“関西人”になりきった2人に称賛を贈った。

(デイリースポーツ提供)

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