End-Users Side Diary
前回のA氏退会にまつわる件で、今日正式というか、メインメンバーの方々と話合いの場を持った。厳密には話合いではなく、昨日まで続いたと思われる協議の結果を聴1いた上で、その内容に従う場合は、今まで通りクランに残留しても問題無し。但し、従わない場合は、クランから自主的退会することを勧めるというものだった。
先ず冒頭、Z氏の口頭説明。以下趣旨
A氏とはゲームプレイ以外にも個人的な趣味での繋がりがある。そもそもメインメンバー全員の承諾も無く、個人的な理由で他のメンバーを排除することは反対であり、私も個人的に困る。よって、A氏をクランに復帰させるよう働きかけるつもりである。そして、今後、貴方がA氏とプレイしたくないのであれば、無理に接触せず、そのまま放置しておけば、クランとしても特に問題は無い。私自身も嫌いなメンバーは居るが、明確に辞めさせる理由が無い以上、実際に放置しているし、こちらからも一切積極的には接触はしていない。それよりも、好き・嫌いという感情的な理由だけでメンバーを排除していけば、強い者だけが残り、弱い者は残れなくなり、いずれクラン内の秩序そのものが保てなくなる。という内容だった。そこで私は、好きと嫌いな者同士を放任しているからこそ、メンバー間で様々なトラブルの温床になるのではないか?と、問題提起してみた。その問いに対し、彼は、「それについて、管理が甘く、ヌルイと批判されようとも、これが、うちのクランのやり方だ。」と言明した。
そして、この決定はクランの方針であることも強調した。
今回、この判決ともいえるクランの方針を決定する過程において、私はそもそも全く関与する機会すら与えられていない。当事者を含めた全メンバーが集合した上で、真偽を問う形を採れば、高い公平性と透明性が保れただろう。しかし、この場で私に許されたのは意見陳述のみであり、既に決定したことに対して、承諾か拒否の2者択一しか無かった。つまり、私に対する処遇は既に結論ありきで決まっていた訳だ。そのような状況下、A氏との利害関係を抱えた状態で擁護の立場を取り続けるZ氏は、差し詰め原告代理人兼裁判官にしか、私には映らなかった。又、冒頭より協議の結果を自ら進んで一方的に伝える様子はまるで判決を下す裁判長のようでもあった。そんな彼へA氏を放任した責任について問った処で、結果は目に見えている。案の定、「これがうちのクランの流儀」の一点張りで押し通された訳だが、A氏と利害関係がある彼も加わり協議に参加している時点で、これは裁判では無い。ここで裁かれているのは被告である私であり、原告代理人兼裁判長であるZ氏のもと、残るメインメンバーはまるで判事のような役回りとなってしまっていた。その為、今回の協議結果の内容は聴かずとも大方、私の予想通りだった。
とは言え、ここでクランの方針というものが示された以上、私もクランの1員として所属し続ける限り、それに従うのは道理となる。いずれにしてもクラン内の秩序を乱し続ける訳にはいかなかった。又、Z氏を除く、他のメインメンバーからも、特にこれといって明確な異議を唱える者は無かった時点で、この決定はまず覆らないことも悟った。そこで、私はこの場での明言を避けて、一旦、離席させて頂いた。そして、今後、私がクランに残留した場合、あるいはクランを去った場合、それぞれの仕儀について、思案に耽ってみた。そこで、胸中を掠めたのは
私がゲームをプレイする動機とは何なのか?
ということ。そして、それはとにかく楽しむことが根幹であると考えた。となると、優れたプレーヤーとプラトーンを組むことで良い戦績を残すことは、その根幹から派生した枝葉。だとすると、その根幹を犠牲にしてまで、枝葉にこだわる必要が果たしてあるのだろうか?
しかし、その一方で、私がクランを去るという選択をした場合、各メンバーによる温度差はあるにせよ、この1件を丸く収めるべく私を懸命に擁護してくれたメンバーの方々の面目を潰すことになるかもしれない。又、後々クラン内で後味の悪いものを残してしまうかもしれない。
そこで、ここは多少なり時間を掛けて、結論を先延ばしにしたほうが良いのではないかとも考えた。ただ、 いずれ彼が復帰してログインする日々が始まれば、その度にメンバー達は、私やA氏、あるいは場合によってはZ氏にまで、気を回さなくてはならないだろう。その度に私だけでなく、周囲にもプレイ上、色んな意味で制約を与えてしまう恐れもある。 これは私の中では又同じことの繰り返しのようにように思えた。
私にとってゲームとは気の合う仲間同士が楽しむものであり、、クランやコミュニティは、そういった仲の良い者同士が集う遊びの場と捉えている。従って、ここでは客先の自尊心を擽って、売上を伸ばす営業をしているわけでもないし、同じ組織内で渋々嫌な相手と顔を突き合わせながら、勤務する職場でも無い。となると、遊びである以上、もしも、そう感じてしまうなら、それは自分にそぐわない環境なのだから、クランの方針よりも、先ず、私自身がどうありたいかということが大切なのではないかと考えた。その後、私はZ氏を始めメインメンバーの方々へクランの方針には従えない旨をお伝えした。彼らは私の辞意を受理し、私はクランを去った。これは自らが考えた末に決めたこと。
クランを去ったとは言え、その後も気の合う者同士であれば、親交は自ずと続いていくものだろうということも彼らにはお伝えした。しかし、言葉を通じて、人の本音や真意というものを読み解くことは、一見親しい間柄であっても意外に難しい。ましてや、メンバー間で好きと嫌いが交錯する環境となると、それは個々の力関係により、時として、表面上を取り繕うマヤカシにも為り得る。そういった意味では、むしろ行動と結果のみが、唯一、その人の真意を映し出す鏡なのかもしれない。 今思えば、1連の騒動については単なる私の軽率な行動であった感は否めない。全てはクランに対する思い入れ、各メンバーの意識や価値観のズレを見極められないまま、自らの立場を弁えず、行動したこと、その為の連絡や意思疎通の徹底が十分では無かったという点においては、私の責任だろう。
【御礼とお詫び】
今までメンバーの方々には大変お世話になりました。このクランを通じて、プレイレベル向上に関する様々なノウハウを学べたことは、私にとって大変有意義なものでした。又、これによりメンバーの方々と共に、日々、より一層楽しいプレイが続けられたことについて、重ね重ね感謝申し上げます。最後にクランの方針を受け入れなかった私をどうかお許し下さい。
2012年5月18日、このブログ内の記事を切っ掛けにして、某掲示板にて、私のゲーム内IDが掲載されていることを確認しております。それに伴い、当ブログへの直接リンク並びにキャッシュURLへアクセスされた全ての方々に関するIPアドレス等のログはこちらで、保管させて頂いております。無論、この件につきましては、既に一部の特定プレーヤーの間で関心事となっていることも承知しております。しかしながら、正確性に乏しい様々な憶測に加え、私怨や興味本位による誹謗中傷、恣意的な扇動を行おうする傾向の強い某掲示板上へ、私自身が直接書き込む行為につきましては事前にあったクランの方針・決定に従い、今後、一切行う予定はございません。
但し、ここは私1個人のブログである以上、著作権、並びに部外者が不利益な個人情報を特定するような記事を除いて、全ての管理権限は私に帰属するものであります。従って、素性も判明しない一部不特定多数が出入りする一某掲示板の動向を考慮して、一部記事に対し、限定公開という措置を施すという行為は、私のスタンスに反しているという結論に達しました。よって、以降、全ての限定記事に付きまして公開記事へ切替えさせて頂きます。
ご覧になられる方々につきまして、こういった事例は、今のオンラインゲームにおいて、ごく日常茶飯事の出来事として、いつ何時、誰にでも起こりうるということを念頭の上、今後の参考にして頂けましたら、管理人として幸いです。
WOTにつきましては、現時点では未定ですが、その他の記事に関しましては随時更新してまいります。今後とも宜しくお願い致します。