地方夏場7%の節電要請へ 四国電力「計画停電の可能性低い」 香川2012.5.19 02:06

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夏場7%の節電要請へ 四国電力「計画停電の可能性低い」 香川

2012.5.19 02:06

 四国電力は18日、伊方原発(愛媛県伊方町)が再稼働しなかった場合の今夏の電力需給対策として、節電目標を7%以上に設定したと発表した。企業など向けの節電対策として、節電に応じて料金を割り引く制度の導入も明らかにした。

 同社は、昨夏並みの節電や火力発電の定期検査を延期し稼働させるなどしても最大需要に対する供給力を示す「予備率」が0・3%で、電力の安定供給は困難と判断。火力発電1機分のトラブル停止に対応できるよう節電目標を一昨年比で7%以上に設定した。

 記者会見した千葉昭社長は「関西電力への融通は予定していない。7%は四国内で安定供給するための目標」と強調。「数値をあげ節電をお願いすることは誠に申し訳ない」と述べた。

 節電要請期間は7月2日から9月7日の平日午前9時から午後8時まで。工場など約1300の大口(契約電力500キロワット以上)契約先と、オフィスビルや商業施設など約2万7千の高圧小口(500キロワット未満)契約者向けに、前年同月より電力消費を抑えた場合に料金を割り引く制度を導入。割引料金策で計10万~12万キロワットの節電効果を期待している。一般家庭にはチラシなどを通じて節電への理解を求める。

 千葉社長は、計画停電の実施検討に入ったことを明らかにしたうえで、「(計画停電の)可能性は低い。万が一のリスク管理として検討している」と語った。

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