あがりこ大王
「あがりこ大王」っていいます。 |
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「あがりこ大王」っていいます。 |
10月20日に白布峠を越えて山形から福島に入り、25日に田子倉ダムから六十里越トンネルを通って 新潟に行くまで6日間滞在しました。 21日、磐梯山への最短ルートのゴールドライン八方台駐車場から山頂まで往復しました。 早起きして ゴールドライン料金所を6時前にフリーで通過しホッとした顔のパパさんと浮いたお金でご馳走を期待し たさくらは手を取り合って喜びました。山頂はガスが次から次に湧いてきて眺望はあまりよくなかったの で、少し下ったところで撮影してもらいました。 下山途中、閉鎖中の中の湯を覗いたパパさんは誰も居ないことを幸いに、ちょうどいい湯加減の足湯でく つろいでいました。 翌日、観光や写真撮影する人たちの少ない早朝、五色沼を散策して毘沙門沼で記念撮影しました。昨日登 った磐梯山が湖面に特徴ある影をうっすらと映していました。ここで帰り道が分からなくなったという二 人連れの女の人をホテルまで車で送って行ってとても感謝されました。気分屋のパパさんもたまには人様 の役に立つこともするようです。 23日、再びゴールドラインを走り八方台駐車場から猫魔ヶ岳を通って雄国沼まで散歩に出かけましたが ガスが濃くて視界はゼロ。仕方がないので猫魔ヶ岳で写真だけ撮って戻りました。 高村光太郎の智恵子抄で知られる安達太良山に行きました。女性的なイメージと異なって荒々しい景観の 山頂付近をぐるっと回って、昔の馬車道跡をのんびり下りました。振り返ると西日を浴びた紅葉がとても 鮮やかで、なぜか、夏の鳥海山で知り合った安達太良山の会の仲のいいご夫婦のことを思い出しました。 戊辰戦争激戦地の会津若松市を訪れ、白虎隊の悲劇を伝える飯盛山から鶴ヶ城、武家屋敷などを歩いて回 りました。観光施設となっている武家屋敷の近くで新撰組隊長近藤勇のお墓を見つけたパパさんは、初め て知ったみたいで驚いていました。 愛嬌ある赤ベコが迎えてくれる奥会津の町、柳津。町中にはシンボルの由緒あるお寺(福満虚空尊)やふる さと奥会津を描き続けた版画家斎藤清美術館、山あいの西山地区にはたくさんの温泉と日本一の地熱発電 所などパパさんが好きなものが揃っています。 ゆったりと流れる只見川沿いの遊歩道をそぞろ歩き、竹久夢二の歌碑近くで記念撮影しました。 [[attached()]]
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10月28日、津南町から秋山郷に入り志賀高原に向かう途中、切明温泉に立ち寄りました。パパさんは川原の露天風呂に入りたそうでしたが、紅葉見物の観光客がカメラを下げて大勢見に来るので足だけ漬けて、温泉嫌いのさくらと水遊びしてくれました。 秋が深まる志賀高原に点在するたくさんの美しい池や高原を二日かけて巡りました。 山田牧場で写真を撮ってもらっていると放牧中の牛さんが近寄って来るので、後ろが気になって仕方がありませんでした。 曲が聞こえるとなぜかパパさんの目が優しくなる「ふるさと」や「紅葉」「朧月夜」「春の小川」などたくさんの唱歌を作詞した高野辰之博士の斑尾山麓の故郷を訪ねて記念撮影しました。 米子の滝から峰の原高原を通って根子岳まで往復しました。途中から積雪があり風も強くて冬山の様相でした。9月から旅を続けているパパさんは本格的な防寒装備を持ってなくて、氷みたいに冷たくなった手指をお腹で温めてあげました。 下山した駐車場で「癒し草」のお姉さんに出会い大勢の人たちに可愛がってもらいました。 米子の滝から須坂の町に戻って臥竜山公園の菊花展を見物しました。道の駅小布施のりんご直売店でご近所のお土産に信州特産のシナノゴールドを買った後、戸隠高原へ行きました。 翌日、戸隠神社奥社から登った戸隠山の鎖場は先日の八海山に比べると比較的楽で、ここもパパさんの手を借りずに全部登れました。でも下りは一度だけ抱っこしてもらいました。 両側が切り立った断崖の蟻の塔渡りでは目が回りそうになったので少し慎重に歩きました。 戸隠の険しくも美しい山並みを眺めながら鏡池でくつろぎました。紅葉スポットの鏡池は観光客や写真撮影の人たちがたくさん来てましたが、池の水はあまりきれいでなかったのでパパさんから水を飲んだらダメと言われました。 汚いといえば、昨日登った戸隠山の北にある高妻山は百名山ブームで押し寄せる大勢の登山者の排泄物などで凄く汚いと聞いているパパさんは、さくらに人間のウンチを踏ませたくないと思っているのか、連れて行ってくれません。 一部の人たちですが、ペットのウンチなどで自然環境が壊れるから山には来るなとおかしなことを言ってくる人がいて、あからさまに嫌な顔をする人もいます。山の住人の熊さんあたりから言われなら納得できるのですが、ダムや林道建設、観光・レジャー等で山奥まで開発し、これまで数多くの貴重な生物を絶滅させたうえ、全ての生物の母なる地球までおかしくしてしまっている人間さんからだけは言われたくないと思うのですが・・・。 鬼無里(きなさ)の名前の元になった鬼女紅葉(もみじ)の伝説の地を訪ねて、「紅葉の岩屋」の前で記念撮影しました。京の都を追われて山深い洞窟に独り暮らし、鬼になったという哀しい女性の生涯を思いながら。 おどろくほど美しいエメラルドグリーンの流れの阿寺渓谷を歩きました。顔を洗うと美人になるというきれいな湧き水もあって、パパさんに体中洗ってもらいました。飲んでもとても美味しかったです。 渓谷を奥までズンズン進むと熊さんのウンチと思われるずいぶん大きな落し物がありました。 熊さんたち、たくさん食べて栄養つけて長い冬を乗り切ってください。 馬籠宿の恵那山展望台で記念撮影しました。明日はひと月半ぶりに我が家に帰ります。朝のラジオ体操の皆さん、またパパさんと一緒に参加させてくださいね。 名阪国道の帰り道、紅葉とススキの名所の香落渓、曽爾高原に立ち寄り秋の旅を締めくくる山歩きでひと汗かきました。(ワンコは汗かかなかったっけ・・汗汗)。 予定通り無事帰宅しました。秋の旅日記見てもらってありがとうございました。 [[attached()]]
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日付の順番がぐちゃぐちゃになってますが、10月26日に福島から六十里越えで新潟へ入り、越後三山のひとつ八海山の厳しい岩場に挑みました。 「パパさん大丈夫? 先に行くから気をつけて登って来てね」 新開登山道は想像以上に厳しくて雨も降り出しそうだったので途中で引き返しました。鎖を掴めないさくらは下りは苦手、途中2回ほどパパさんに抱えてもらいました。 一番長い鎖場でさくらを抱えるため先に下に落としたストックを拾いに行ったパパさんが、崖の途中にあったストックを掴もうとしゃがんで手を伸ばし切ったとき、背中のザックの重心が前に移動して崖下に転げ落ちそうになって。パパさん、必死でこらえていました。落ちなくてヨカッター。 八海山は今年初めて途中リタイアした山になりました。 津南町から秋山郷に入り苗場山を目指しましたが、雨に加えてガスまで出てきたので無理をせずに登山口でUターンしました。リタイアが続いたので気分転換に、翌日は「よのさの里」で目の前に聳える鳥甲山の絶景を眺めながら露天風呂でのんびりしました。このあと秋山郷の紅葉を楽しみながら志賀高原へ向かいました。 [[attached()]]
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10月17日、国道7号線で秋田から山形に入り、藤沢周平の数多くの小説の舞台の鶴岡市で映画化されたロケ地巡りなどをした後、出羽三山や大鳥池を歩き、パパさんが尊敬する米沢藩の上杉鷹山公などを祭る上杉神社に参拝、吾妻山を歩いて白布峠を越えて福島に行くまでの五日間です。 出羽三山、とりわけ月山麓周辺は日本の原風景が色濃く残るパパさんのお気に入りスポットです。 さくらが立っているのは道の駅月山の裏手にある梵字川渓谷にかかる吊橋のてすりの上で、下の紙はに日本のバンジージャンプ発祥の地と書かれています。数年前に死亡事故が起きて以来中止中とも・・・。 吊橋を渡った正面は岩盤をくり貫いて造った天然のワインセラーが造られていて数万本のワインが貯蔵されています。毎年10月中旬の日曜日にはワイン祭りが開催され、月山ワインの新酒が飲み放題。ワイン祭りが楽しみのパパさんはこのルートだけは絶対外しません。 西川町の月山スキー場から山頂まで錦の絨毯を敷き詰めたような草紅葉の中をのんびり歩きました。 この日は入山協力金200円の今年最後の徴収日でしたが、さくらはもちろん無料でした。 絵のような景色を眺めながら、木道沿いを流れる冷たい沢水に熱いお腹を浸せて最高の気分でした。。 さえぎる物が何も無い山頂一帯はとても風が強く気温も低くくて、パパさんのお供で月山神社奥宮にお参りした後はすぐに下山しました。 ソバが好物のパパさんが必ず立ち寄る月山湖畔のレストラン「大噴水」に行くと、1階入口に貼ってあるメニューの中に、去年レストランの奥さんと撮影した写真など3枚もさくらの写真が載っていて、びっくりしました。 パパさんはいつものようにキノコがたっぷり入ったお気に入りの月山山菜そばをいただき、とても満足そうにしていました。店長さん、奥さん、お世話になりました。来年も必ず会いに行きますね。 夕暮れ時の月山湖で日本一の高さを誇る大噴水と記念撮影しました。 釣りキチ三平も釣り損なった幻の大魚タキタロウが棲むという朝日連峰の大鳥池に行き、タキタロウを一目見てみようと捜し歩いて足が泥だらけになりました。 福島県との県境、白い猿が出没するという温泉と紅葉で有名な白布峠。ここから西吾妻山を越えて吾妻山までお猿さんにも誰にも出会わない山道を、落ち葉の音だけを聞きながらパパさんと二人きりで歩きました。 [[attached()]]
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