経理マン、昼休みにJazzを聴く

木住野佳子
You are So Beautiful（1998）



木住野佳子(p)
古野光昭, 安ヵ川大樹(b)
市原康, 岩瀬立飛(ds)


Here's that Rainy Day。今日は雨。10月の雨。これからひと雨ごとに寒くなって行くんですね。エバンスライクの内向型「イスラエル」から始まる、木住野さんのピアノトリオ・スタンダード集。一時ハマって聴いてました。久々に聴いてみましたが、やっぱりイイです♪

John Coltrane
Giant Steps（1959）





数年後に明後日の方向に向かうコルトレーンですが、これはその前の録音。よくよく聴くと、やはり単なるハードバップの枠に収まってないようにも思えてきますね。バックはコテコテですが。息もつかせぬタイトル曲、軽いメロディながら凄味さえあります。マイルスの『Kind of Blue』と同様に、ここでもウィントン・ケリーが1曲のみの参加。いつも暇してスタジオ来てたんですかね？

Tete Montoliu
Piano for Nuria（1968）



Tete Montoliu(p)
Peter Trunk(b)
Al Heath(ds)


10月に入り、さすがに涼しくなりました。暑くても寒くても私のピアノトリオ好きは変わりませんが。テテ・モントリューは美しい旋律の曲をやらせると僕の大好きゾーンに入ってきます。そういった意味では、ちょっと出だしから躓いた感ありのアルバムです。ただ随所随所に綺麗でテクニカルなラインを織り込むあたり、さすがはテテモンと唸らせてくれます。7枚ある私のテテのアルバムの中では、中堅かな。

Jimmy Smith
Standards（1957-1959）



Jimmy Smith(org)
Kenny Burrell(g)
Donald Bailey(ds)


さあ、9月も終わり。"September"のタイトル縛りも今日で最後。ジミー・スミスとケニー・バレルのマッチアップ。非常に相性がイイですね。のんびり感が漂ってます。オルガンとギターでは周りのスタッフも多分ジャズとは思わないでしょう。徐々に徐々に洗脳していきますｗ

Diane Schuur
Love Songs（1993）





ストリングスのオケバックは基本好きじゃないんですけど、また、職場で流してセンスに疑問符が付けられるリスクもあるんですが、"September"ソングが底を尽きかけているので、半ば仕方なしの登場です。ダイアン・シューアに関しては、特に印象がないですねぇ。以上ｗ

綾戸智絵
Live!（2000）



綾戸智絵(vo,p)

(Disk 2)

Tommy Smith
Standerds（1991）



Tommy Smith(ts)
Niels Lan Doky(p)
Mick Hutton(b)
Ian Froman(ds)

Star Eyes

Speak Low

Skylark

September Song

Blacken Blue

Mil Dew

You've Changed

My Secret Love

Night and Day

My Old Flame

Julia

Lover

Dream Scapes

Silent But Deadly

ようやく涼しくなってきました。Septemberもあと少しですからね。
タイトルは「スタンダード」ですが、中には見慣れないタイトルも。そんな中で堂々の四番バッターを務める"September Song"です。トミー・スミスのテナーはちょっと軽め。昨日のズートとの比較を阪神に例えるなら、大和とブラぜルぐらい違うかな。ピアノはニルス・ラン・ドーキー。

Zoot Sims
The Modern Art of Jazz（1956）



Zoot Sims(ts)
Bob Brookmeyer(tb)
John Williams(p)
Milt Hinton(b)
Gus Johnson(ds)


Facebookで同郷の女性から友達申請が今あったんだけど、全く思いだせない（-_-；
娘ちゃんとの写真があるから名字変わってるんだろう。取り敢えず美人だから承認したけどｗ
ズート・シムズのテナーは貫録があって好きです。

Nat King Cole Sings George Shearing Plays（1961）




今週はそもそも営業日が３日しかなく、その内の１日は北海道出張だったので、気分的には週２勤です。ピアノをジョージ・シアリングに任せてナット・キング・コールが歌に専念したアルバム。ストリングスバックなので好みじゃないですし、男性ボーカルもあまり聴こうとしません。昼休み的にもちょっとセンスを疑われかねないリスクもあります。でも敢えて聴く。敢えて流す。そうしないとこのまま一生聴かずに終わってしまいそうですから。で、聴くと歌うまいなーとか思う訳です。昼休みがだんだん大事に思えて来ました。

Chet Baker
Chet（1958）






札幌出張から戻って中４日の昼休みは忙しくってリアルタイムUPできず。今日は歌の無いベイカー。これ非常に雰囲気がいいんですね、スタンダードばっかりですし。この手を流すと時々女の子スタッフ（OBA3含む）が敏感に反応するんです。夜っぽいとかムーディーだとか。耳に入り易いんですかね？こういうんだと。
ところで、今台風が本気でやってきてます。電車も止まっててしばらく帰れそうになく、ちぇっとべかり会社にいるしかありません。

Lyle Ritz & Herb Ohta
A Night of Ukulele Live at McCabe's（2000） 



Lyle Ritz(ukulele)
Herb Ohta(ukulele)
Richard Simon(b)


ツインウクレレであります。随分爽やかな仕上がり。残暑厳しい9月なうには丁度いい感じです。ウクレレの代名詞、高木ブーさんの顔が時折浮かぶのは致し方無し。

George Shearing Quintet
Shearing on Stage!（1958）



George Shearing(p)
Emil Richards(vib)
Toots Thielemans(g,harmonica)
Al McKibbon(b)
Percy Brice(ds)
Armando Peraza(conga)


9月がタイトルに入った曲で圧倒的に多いのは"September Song"と"September in the Rain"。取次ぎでいうところの日販とトーハン的な存在といえば分かる人には分かり易いでしょうか。このライブアルバムには9月と4月のタイトル曲が入るノンポリぶり。合間合間にMCが入り、キャラバンで初めてコンガとハーモニカが出番。何やら混沌とした世界が繰り広げられます。客の拍手がどうも業務的に感じてしまい、ちょっと興醒め。

Jacques Loussier Trio
In Loussier's Mood（1987）



Jacques Loussier(p)
Vincent Charbonnier(b)
Andre Arpino(ds)

沖野ゆみ
Start Me Up（2007）



沖野ゆみ(vo)
ケイ柴田(p)
土井孝幸(b)
滝幸一郎(ds)
河村英樹(ss,ts)


今日もまだまだ暑いですね。事務職の私は基本ずーっと冷房の効いた屋内にいる訳で、通勤の時くらいしか残暑と相まみえることはありません。それですら私には堪えます。今月2日に書いた土岐麻子さんと同じアースの"September"からのチョイス。ヴォーカルは昼休みには非常にリスクがあるのですが、ちょっとスモークがかった声は悪くありません。おどろおどろしいCorcovado。

今津雅仁
Sticky（1992）




今津雅仁(ts)
宇多慶記(or)
岡安芳明(g)
納浩一(b)
佐藤節雄(ds)

Blues on the Highway

Midnight Walk

Summertime

September Love

Drive Me Crazy

Come to a Sticky End

Big Cedar

Set Me Free!

さ、今週はオルガンから。ちょっとねっとり、昼休み不向きであります。ここでは今津さんのテナーも決して耳に優しい響きでは無く、アングラ的な毒々しさがあって、やっぱり不向きです。サマータイムからセプテンバー・ソングへと続く季節商品クリーンアップ、きっと今が食べごろなのです。

Bud Shank meets the Rhythm Section
By Request（1996）



Bud Shank(as)
Cyrus Chestnut(p)
George Mraz(b)
Lewis Nash(ds)

ミーツ・ザ・リズムセクションと言えば、アート・ペッパーがマイルス・デイビス・クインテットのリズムセクション、すなはち、レッド・ガーランド、ポール・チェンバース、フィリー・ジョー・ジョーンズを従えたアルバムがあまりにも有名ですが、これはマンハッタン・トリニティのメンバーですね。MDQに負けず劣らず当時の最高のリズムセクションと言っていいでしょう。今は亡きスイングジャーナルの企画盤なので、一定の出来は担保されています。てか、ハードバップが好きなら、かなりイイです。

The Herb Geller Quartet（1993）

Herb Geller(ss,as,vo)

Tom Ranier, Jimmy Rowles(p)

John Leitham(b)

Louie Bellson(ds)
 

The Red Door

Chromatic Cry

Maybe September

Stars in My Eyes

Bankin' on Bank

Midnight Memories

Stand-Up Comic

The Peacocks

This is New

Soon

Isfahan

多分９月、Maybe September　はまだ暑い日が続きます。もうちょっと我慢しましょ。
何となくハスに構え気味感のハーブ・ゲラーのサックス。 コレはコレでいい味です。

Sarah Vaughan with Clifford Brown（1954）





９月に入り、『September』縛りをやってる訳ですが、昼休みに向いてるアルバムが少ない事に気付きました。挫折しないで頑張って乗り切ります。クリフォード・ブラウンとのマッチアップでは、ヘレン・メリルの方が有名ですが、こちらもナカナカ。ピアノは両盤ともJimmy Jones。あまり知らないピアニストですが、エマーシー専属？それともブラウンとのセットなんでしょうか？

Dee Dee Bridgewater
This is New（2001）

Dee Dee Bridgewater(vo)

Thierry Eliez(p)

Ira Coleman(b)

Andre Ceccarelli(ds)

Louis Winsberg(g)

Nicolas Folmer(tp)

Denis Leloup(trombone)

Daniele Scannapieco, Antonio Hart(as)

Minino Garay(percussion)

Juan Jose Mosalini(bandoneon)

Tulani Bridgewater Kowalski, China Moses(vo)
 

This is New

Lost in the Stars

Bilbao Song

My Ship

Alabama Song

The Saga of Jenny

Youkali

I'm a Stranger Here Myself

Speak Low

September Song

Here I'll Stay

Mack the Knife

私のライブラリの中で一番多い9月タイトル曲は"September Song"で13曲あります。"April in Paris"(21曲)と"I'll Remember April"(38曲)を持つ4月に対し劣勢は否めません。他の月があまり印象に無いことを考えると、恐らく語呂の問題かと考えますが、どうなんでしょう。
ヴォーカルはセンスを問われる感じがあり、ジャズに関心の無い人たちの昼休みには、Dee Dee なんかはちょっと辛いですね。ボリュームをやや下げました（弱
このアルバムもう1曲入っているのですがiTuneではbonus truck になっており、今会社では分からず。

松岡直也
Play 4 You（1989）



松岡直也(p)
高橋ゲタ夫(b)
村上"PONTA"秀一(ds)
Pecker(per)

A Season of Love

Island a Go-Go

Gravy Waltz

Sunspot Dance

Nono

Do Nothin' Till You Hear from Me

Mystery of Galleon

Airy

Cuban Fantasy

Long for the East

Night Song

Tango Rengue

Manteca

The September Wind

Andalusia

松岡直也さんのライブ盤。今月の課題曲"The September Wind"や"Long for the East"の物悲しさが程良く沁み込んできます。1時間13分のアルバムですから、頭から流してると昼休みが課題曲前に終ってしまってますので14番目から聴いてみました。曲によってはちょっとパーカッションがうるさい感じ。ラテン派のライブだからしようがないっすか。

土岐麻子
STANDARDS〜土岐麻子ジャズを歌う〜（2004）





スタンダードを歌う、と言いながらアース・ウィンド＆ファイアの"September"を入れてくる辺り、中々の度胸です。また可愛いんスよ、コレが。多分、どうしても歌いたかったんだと思います。 自信の１曲とみました。トータル２５分程。２回転させます。

Red Garland Trio
A Garland of Red（1956）



Red Garland(p)
Paul Chambers(b)
Art Taylor(ds)

A Foggy Day

My Romance

What is This Thing Called Love?

Makin' Whoopee

September in the Rain

Little Girl Blue

Constellation

Blue Red

さて、今日から9月。という訳で今月は曲名に "September" の入ったアルバムをかけていこうと思います。1発目はレッド・ガーランドの名盤。大好きな超まったりピアノです。

George Shearing
Music to Hear（1972）



George Shearing(p)

Taking a Chance on Love

The Summer Knows

Children's Waltz

Change Partners

Wave

What Kind of Fool am I

Love Story

Dream Dancing

I Predict

This is All I Ask

Beautiful Love

Alfie

今日で8月も終わり。という訳で邦名「思い出の夏」、"The Summer Knows"収録盤をチョイスしました。私的には火遊びがバレた昨夏と違い、今夏思い出深い事はこれといってありませんでした。スタッフの駄話に完敗のシアリングのソロピアノ。優しくも切ない。

Gene Harris
The Gene Harris Trio Plus One（1985）



Stanley Turrentine(ts)
Gene Harris(p)
Ray Brown(b)
Mickey Roker(ds)

今日はパパイヤ鈴木っぽいジャケのジーン・ハリス。スタンリー・タレンタインを加えたワンホーン・カルテット、ライブ盤です。タレンタインが存在感有り過ぎ。どこから聴いても彼名義が自然です。重たい重たいミスティ。

Louis Van Dijk
Ballads in Blue（2004）



Louis Van Dijk(p)
Edwin Corzillius(b)
Frits Landesbergen(ds)

Kenny Drew Jr.
Reverie（1996）



Kenny Drew Jr.(p)
Lynn Seaton(b)
Lewis Nash(ds)

Gonzalo Rubalcaba
Suite 4 Y 20（1992）

Eva Cassidy
Live at Blues Alley（1996）





ジャズというよりブルースなんでしょうかね。湿っぽさがちょっと足りませんｗ
でもイイ声です。朝霞で500円で買いました。

Stanley Turrentine
Up at Minton's（1961）



Stanley Turrentine(ts)
Grant Green(g)
Horace Parlan(p)
George Tucker(b)
Al Harewood(ds)


今日もまた半世紀前のアルバムを。タレンタインの中では『Blue Hour』と並んで大好きなアルバムです。明るさといい、空気感といい、昼休みにもイイ感じなのであります。特にグラント・グリーンが実にイイ。彼を聴き直すきっかけになりそうです。

Nat Adderley Quartets
Naturally!（1961）



Nat Adderley(cor)
Joe Zawinul(p)
Sam Jones(b)
Louis Hayes(ds)
Wynton Kelly(p)
Paul Chambers(b)
Philly Joe Jones(ds)