投資金６千万返還せず行方不明　私大生の男を提訴

　東京に本部がある私立大の男子学生が投資名目で少なくとも約６千万円の資金を集めたまま海外に出国し、行方不明となっていることが１７日、関係者の話で分かった。

　資金を提供した会社経営の男性ら３人が男子学生に計約３２００万円の返還を求めて東京地裁に提訴している。原告側代理人は詐欺容疑で警視庁に刑事告訴することを検討している。

　原告側代理人によると、男子学生は「株の値上がりや値下がりを監視し、自動的に売り買いするコンピューターシステムを開発した」とうたい、年１４・５％の利息を支払うとして３人から融資を受けたとされる。

　男子学生は返済をしないまま、今年２月に出国。