金密輸:金塊を不正輸入、韓国籍船員に有罪−−地裁下関判決 /山口
毎日新聞 2012年05月16日 地方版
金塊約8キロ(約3400万円相当)を不正に輸入しようとしたとして関税法違反などの罪に問われた韓国籍の船員、金斗〓(キムドゥチョル)被告(58)に対し、山口地裁下関支部(佐藤建裁判官)は15日、懲役1年、執行猶予5年(求刑・懲役1年、金塊没収)の判決を言い渡した。
佐藤裁判官は判決で「外国航路の船員という立場を利用し悪質」と指摘した上で、「一貫して責任を認めており、母国での更生の機会を与えるのが相当」と述べた。
判決によると、被告は2月4日、韓国籍の貨物船で着衣などに金塊を隠して下関港に入港。金塊を密輸入して消費税など約170万円を免れようとした。税関職員に見つかり、未遂に終わった。
〔下関版〕