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“コンプガチャ”7月から規制5月18日 12時16分
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松原消費者担当大臣は、閣議のあとの記者会見で、インターネットを通じて携帯電話などで遊ぶ「ソーシャルゲーム」のうち、くじ引きで珍しいアイテムをそろえる「コンプリートガチャ」と呼ばれる手法について、「景品表示法に違反する」と述べ、ことし7月から規制の対象にする考えを示しました。
「コンプリートガチャ」はゲームで使うアイテムを集める手法の1つで、有料のくじ引きで入手した異なるアイテムをそろえると、珍しいアイテムが得られるというものです。
これに対して、松原消費者担当大臣は「これまでインターネット上の仮想空間での手法について、景品表示法に照らした解釈がなかったが、検討した結果、カードを複数そろえると珍しいカードが得られるという手法は明確に違法となる」と述べ、景品表示法が禁止している「カード合わせ」に該当するという判断を示しました。
そのうえで、松原大臣は「7月1日から法律の運用基準を変えて、違反があれば法的措置を取る」と述べ、ことし7月から「コンプリートガチャ」を規制の対象にする考えを示しました。
「コンプリートガチャ」を巡っては、未成年者を含めて、珍しいアイテムを得ようと何度もくじ引きをして高額な料金が請求されたなどの相談が急増したため、消費者庁が実態調査に乗り出し、こうした動きを受けて、ゲームを運営する会社は相次いでサービスの廃止を表明しています。
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