ホルムアルデヒド検出:埼玉・千葉の3浄水場で取水停止
毎日新聞 2012年05月18日 21時23分(最終更新 05月19日 02時01分)
利根川水系の各浄水場の水道水から高い濃度のホルムアルデヒドが相次いで検出され、埼玉県の行田浄水場(行田市)と千葉県の上花輪浄水場(野田市)、北千葉浄水場(流山市)が18日、川からの取水を停止した。3浄水場への依存度が高い地域では断水の恐れもあり、各自治体などが給水車の手配を始めている。
埼玉県によると、庄和浄水場(春日部市)での15日の検査でホルムアルデヒドが検出され、17〜18日に採水した庄和、行田両浄水場の水道水が水質基準値(1リットル当たり0.08ミリグラム)を上回った。最大値は17日夜に採水した行田浄水場の同0.168ミリグラムだった。
また千葉県などによると、上花輪浄水場で同0.135ミリグラム、北千葉浄水場で同0.062ミリグラムをそれぞれ検出。東京都によると、都が取水している同水系の三郷浄水場(埼玉県三郷市)も通常よりも高い同0.044ミリグラムを検出した。