中国検索大手のBaidu(百度、バイドゥ)は現地時間2012年5月15日、独自OSを採用した低価格スマートフォン「Changhong H5018」を発表した。リリース時期については明らかにしていないが「近い将来」発売するとしている。販売価格は1000人民元(約1万2000円)未満となる見込み。
Changhong H5018は、クラウドベースのモバイルプラットフォーム「Baidu Cloud Smart Terminal」を搭載し、「Foxconn(富士康)」ブランドを展開する台湾Hon Hai Precision Industry(鴻海精密工業)が製造する。3.5インチのタッチ式ディスプレーを備え、3G(第3世代携帯電話)のネットワーク接続をサポートし、300万画素のカメラを内蔵する。中国キャリア大手のChina Unicom(中国聯通)との提携を通じて販売する。
Baidu Cloud Smart Terminalは、Baiduの各種クラウドアプリケーションやクラウドストレージ「Baidu Netdrive」と連携し、音声および手書き入力に対応した高度な検索機能と位置情報サービスなどを備える。
Changhong H5018購入者には100Gバイトの無料ストレージが供与され、端末で撮影した写真やビデオをすぐにクラウド上にアップロードすることができる。音楽アプリケーション「Baidu Music」、地図アプリケーション「Baidu Map」、モバイル版日本語入力システム「Baidu Mobile IME」などを利用可能。また、アプリケーションストア「Baidu Cloud Store」を通じて広範なアプリケーションにアクセスできる。
[ITpro 2012年5月16日掲載]
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