米Twitterは現地時間2012年5月17日、個人情報の管理手段として「Do Not Track」をサポートすると発表した。ユーザーが使用ブラウザーで同機能を有効にしている場合、コンテンツのカスタマイズに使う情報の収集を停止する。
Twitterは、ユーザーがフォローしたいと思うであろうアカウントを提示する「Who to follow(おすすめユーザー)」を、ユーザーの興味や関心事に応じて表示する限定テストを実施している(図1)。今後、ユーザーがDo Not Trackを有効にした際には、Twitterボタンやウイジェットを統合しているWebサイトから最近の訪問に関する情報を収集することをやめ、Twitterと連携するWebサイト固有のクッキーをブラウザーから削除する。
新規加入ユーザーがすでにブラウザーでDo Not Trackを有効にしている場合は、アカウント作成時に表示される「Tailor Twitter based on my recent website visits(最近閲覧したWebサイトの情報を基にカスタマイズする)」項目はチェックボックスのチェックが外された状態になる。また、既存ユーザーがDo Not Trackを有効にすると、アカウント設定の同項目のチェックが外される。
Do Not Trackは、インターネットユーザーがオンライン行動の追跡を拒否できるようにするための手段。米連邦取引委員会(FTC)がプライバシー保護の枠組み提案に同手段の採用を盛り込んでおり、3月26日に発表した最終報告書では「2012年末までに効果的で使いやすいDo Not Trackオプションを消費者に提供できるようになると確信している」との見解を示した。米Mozillaの「Firefox」(バージョン5以降)、米Appleの「Safari」(バージョン5.1以降)、米Microsoftの「Internet Explorer」(バージョン9以降)などのブラウザーがすでにDo Not Track機能を実装しているほか、米Googleの「Chrome」(バージョン17以降)はサードバーティーの拡張機能を追加することでサポートする。
[ITpro 2012年5月18日掲載]
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2012年5月18日付 (5/17)
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