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竜巻被害のがれき 広域処理も検討5月15日 15時5分
細野環境大臣は、今月6日の竜巻で大きな被害を受けた茨城県つくば市を視察し、大量のがれきの処理にあたっては、大震災のがれきと同様にほかの自治体で受け入れる広域処理も選択肢として検討する考えを示しました。
細野環境大臣は15日午後、竜巻で大きな被害を受けた茨城県つくば市の北条地区を訪れ、市原市長らとともに、屋根が飛ばされるなどした住宅や商店を視察したほか、がれきの仮置き場を訪れ、市内で推計4000トンに上るがれきの処理が大きな課題になっている現状について説明を受けました。
また、細野大臣は市役所で市原市長らと意見交換し、「農地では依然としてガラスの破片やくぎが多く土に混じっているため、農作業にも支障が出ている」ことなどを伝えられ、がれき処理への支援について要望を受けました。
これに対し、細野大臣はがれきをほかの自治体で受け入れる広域処理も選択肢として検討し、受け入れ先の選定では環境省も協力する考えを示しました。
処理にかかる費用については、環境省が半分を補助するほか、残る半分の80%は特別交付税で賄われるということで、自治体の負担は全体の1割にとどまる見通しです。
細野大臣は、記者団に対し「できるだけ早くがれきが処理できるよう、今ある制度を一歩も二歩も前に踏み込んで国として対応したい」と述べ、がれき処理に全力で取り組む考えを示しました。
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