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性能不十分な日食グラス注意5月18日 19時28分
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金環日食の観察用のグラスについて、日本天文協議会は、一部に光を遮る能力が十分ではない製品があったとして、HPで公表して注意を呼びかけています。
日本天文協議会が注意を呼びかけているのは、東京の「デメテル」という会社が販売した「日食観賞用グラス」という製品です。
関係者がインターネットで購入して調べたところ、光の透過率が安全性の目安とされる数値を大きく上回り、日食の観察には適さないことが分かったということです。具体的には日本天文協議会などで作る「金環日食日本委員会」のホームページに詳しく載っています。この日食グラスを販売した「デメテル」の担当者は、NHKの取材に対して、「光を遮る能力が十分ではないという指摘を受けて、販売を中止したうえで、購入した人に連絡して回収を始めています」と話しています。
この製品については、消費者庁も専門機関で性能を調べた結果、光を遮る能力が十分ではないため、金環日食を見ると太陽の光で網膜を傷つけるおそれがあるとして、日食の観察には使わないよう消費者に注意を呼びかけることにしています。
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