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第29回 東海S(GU)有力馬事前情報事前情報ランク【C】
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京都競馬場9日目11R
第29回 東海S
ダ 1900m/GU/4歳上/国際/別定

【事前情報ランクC】
週中火曜日にゴルトブリッツが回避を決定。前走も確信の本命公開、今回も先週時点ではかなりトーンの高い話をしていただけに、いささか残念ではあるのだが、その強敵不在が決まったおかげもあって各陣営のトーンに変化が見られたことも事実。その分、中身の濃い情報戦になりそうだ。
サイレントメロディ
牡5/56.0kg  藤田伸二/国枝栄
《期待値50%》
以前に手綱を取っていた横山典も「重賞を獲れる」と太鼓判を押していた素質の持ち主であり、前走の勝利も決してフロックに非ず。距離延長にも不安はなく、本来であればココでも主役候補の1頭に数えられるべき存在であるこの馬。しかし、どうにもトーンが上がらなかったこの中間。以前から「パワータイプじゃないから、渋った馬場がベスト。パサパサのダートはあまり合わない」という陣営のジャッジがある馬であり、今回はこれまで好走した時のような締まった馬場が望みづらい状況。「馬力勝負は苦しい」とは調教師であり、加えて、「長距離輸送もどうだろう」と聞こえてくるのは渋い話ばかり。先週は厩舎の看板馬であるアパパネが一敗地にまみれ、今週は最も期待していたオークスのパララサルーが追い切り後のザ石で回避と、厩舎の流れ自体が明らかに下降線の現状ということもあり、最後まで強気な話が聞かれることはなかった。

グリッターウイング
牡5/56.0kg  四位洋文/友道康夫
《期待値65%》
長欠明けを叩きつつ徐々に状態が上がってきており、前走もイイ話をしていたのだが、「今回はそれ以上のデキです」と陣営が豪語する態勢。予定していたブリリアントSを除外になっての重賞挑戦となる今回も、「ヒケは取らないと思っています」と密かにヤル気になっているそうだ。鞍上も2度目の騎乗、「前走は岩田のアドバイスに沿って乗った。ある程度ヤレる手応えは掴めたし、今回は楽しみにしている」と、コチラもお試し色の強かった前走以上のトーン。序盤に行けないタイプの馬だけに100mでも距離が延びることは好材料。「今度はもっと積極的な競馬をしてもらう。この相手関係なら…」一発を狙うムードは何とも不気味。

ヒラボクキング
牡5/56.0kg  藤岡佑介/大久保龍志
《期待値55%》
万券的中をお届けした平安SでGT馬エスポワールシチーを完封、さあこれからと陣営も意気込んだのだが、そこからが苦難の道程。元々、爪に弱いところがある馬ということもあり、その後は使おうとすると爪不安が出るという繰り返し。大舞台フェブラリーS、アンタレスSともに週中に回避を決定、順調度という点で見劣ると言わざるを得ない過程となってしまっている。「暖かくなって爪の伸びが早くなった」とようやく出走にこぎつけた今回。「爪以外の不安はありません。状態はイイですよ」とは表向きであり、やはり「まだ一番良かった頃に比べると物足りない」と担当は苦しい本音をチラリ。抜群の相性を誇る京都コース、舞台設定上、あまり無碍にも扱えないものの、「まずは無事に復帰戦を迎えたい」という意識の方が強いようだ。

ソリタリーキング
牡5/56.0kg  浜中俊/石坂正
《期待値60%》
ご存知、ヴァーミリアン、サカラート、キングスエンブレムと実績馬続々の名牝系を持つこの馬だが、ココに来て調教師から「兄貴の域に達したぞ」という言葉、いよいよ良血開花の瞬間が訪れたようだ。これまではややムラな面があり、陣営も試行錯誤の連続だったのだが、準オープン勝ち直後に「この経験は後に必ず活きてくる」と使ったジャパンカップダート、敢えて使った芝の大阪杯と刺激を与えながらの過程が功を奏し、前走でガラリ一変の走りを披露、これに調教師が自信を見せているというのである。その勢いを駆って中1週で臨む重賞の舞台。「慎重に疲れがないか見極めてゴーサイン」という話から、デキ落ちを心配する必要はなく、「今ならこの相手でも」と担当も期待する上げ潮ムードも好感が持てるレベル。その戦績から東京巧者の可能性を残しており、その意味で試金石であることは確かだが、「秋を見ておけ」と調教師が今後の活躍に太鼓判を押す上昇度。伸び代という点ではメンバー随一の存在と言える。

バーディバーディ
牡5/56.0kg  松岡正海/池江泰寿
《期待値60%》
勝ち馬が強かったものの、2着馬とは差がない競馬を見せた前走。厩舎サイドに言わせれば「アレは三浦のヘグリ。この馬のレースをしてくれればもっと差は詰まっていた」とのことで、2走前3着と合わせて一時の不振は完全に脱したと見てよさそうだ。その前走後、「コーナー4つの方が走りがスムーズ」と改めて適性を掴んだとのことで、すぐにこのレースを目標に設定、松岡騎手をわざわざ関東から呼び寄せての一戦となる。その松岡、この馬の最もイイ頃(3歳時のユニコーンS時だそうだ)を知っているとあって、「アノ頃には及ばないと思う」と相変わらず辛口なのだが、「(2走前に乗った時に)ヤル気は戻ってきたなと感じた。まだ終わっていないことだけは確か」と良化も強調、全く気のない遠征というわけでもないそうだ。陣営の話によれば、「今回はこの馬の持ち味を活かすために前につけて乗ってもらう」とのこと。コーナー4つのコース、イイ頃を知る鞍上、着実な復調気配。先行して自分のリズムで走れれば、久々の勝利も夢ではないところまで来ている。

10
ニホンピロアワーズ
牡5/57.0kg  幸英明/大橋勇樹
《期待値55%》
断然人気のゴルトブリッツを強く意識して臨んだ前走だったが、早めに動いたことが最後に響いて失速に終わってしまった。「出遅れを挽回するロスがあったし、勝ちに行った分の負け」と陣営に悲観の色は見られないのだが、一部の事情通の間では「中央の重賞レベルになると、ガチンコ勝負じゃツライのかもしれない」という冷ややかな言葉も聞かれたそうだ。確かに、その戦績を見ても地方交流重賞で見せる圧倒的なパフォーマンスに比べ、どうも物足りない印象が残る中央重賞における走り。デビュー当初から「重賞級」という話を聞き続けているだけに、まだ見限るわけにはいかないが、勝ち切るまでには何かの助けが必要であることもまた事実。強敵ゴルトブリッツの回避という追い風は一つ吹いているだけに、あとはレースに行って流れの味方が欲しいところ。

13
ミラクルレジェンド
牝5/54.0kg  ウィリアムズ/藤原英昭
《期待値65%》
前走後はすぐにこのレースが目標に設定され、入念な乗り込みを消化、担当も「予定通り。仕上がりはかなりイイ」と豪語する万全の態勢を整えて、ここ重賞制覇を狙っているという話。軽いダートも合うタイプであり、今の京都は大歓迎のクチ。「牡馬相手の重賞でどこまでやれるかな」という控え目に聞こえる話も表向きには出ているようだが、「ジャパンカップダートでも6着だったし、あの当時より確実に馬は強くなっている」と本音では相当自信がある様子。強敵が1頭いなくなったこともあり、さらに手応えを強めているという話もある。“昨年ほどの勢いがない”と言われる中で、着実に勝ち星を伸ばし、来週の日本ダービーにもしっかり管理馬を出走させるこの厩舎。ココに来てグンと勢いが加速している感もあり、取り巻くムードは上昇中。鞍上も、今の重賞戦線では最も頼りになる男。大勢逆転へ向け、視界は良好といった様子。ちなみにそのウィリアムズ騎手だが、実は、この日は当初イギリスで騎乗予定があり、日本での騎乗が決まったのは2週前のNHKマイルC当日だったという。そのNHKマイルCで降着となった岩田騎手が乗るはずだったこの馬。絶好のタイミングで代打の依頼が来たというのだから、絶好調男の運気たるや凄まじい。

15
ワンダーアキュート
牡6/57.0kg  和田竜二/佐藤正雄
《期待値65%》
前走がよもやの結果だったこともあり、この中間は疲れを取るために休養へ。その休養先でかなり楽をさせ、完全にリセットしたとのことで、この中間は文字通り一から仕上げ直しの形。その分、先週の動きはひどく重い感じが残っており、「正直、完調とは言えない」と、担当も渋い表情だったそうだが、今週の追い切りで好時計を出し「出走態勢は整った」と、何とか間に合わせてきたようだ。「冷静に見て、まだ仕上がりとしては6、7分くらい」が陣営の本音ではあるのだが、「過去にこんな状態で走ったこともある」と担当はポツリ。実戦に行けばちゃんと力を出しきる馬(非常に真面目な馬で、レースに行っての不発が少ないことは、以前から指摘しているこの馬のセールスポイントである)であり、昨年、強い勝ちっぷりを見せた舞台とあれば、容易に崩れる姿は想像しづらいところ。「ゴルトブリッツがいたら、さすがに敵わないと思っていたけど、アレがいないなら…」と、陣営も週中の有力ドコロ回避の報を受け、だいぶトーンを持ち直していたそうだ。


当日の報告・馬場状態等を確認の上、午後1時以降に最終結論を公開致します。

上記情報内容をメールで送ることができます。

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