NHK岩手県のニュース　盛岡放送局

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がれき１００万トン近く増

岩手県内で東日本大震災で発生したがれきの量を県が調査した結果推定でおよそ５３０万トンと、これまでより１００万トン近く増えることが関係者への取材でわかりました。

増えた分の多くは広域処理が必要となり、受け入れ先をどう確保するかが大きな課題となります。
岩手県は去年８月、東日本大震災で出た県内のがれきの量を４３５万トンと推定していました。

その後、がれきの処理が計画どおり進んでいないため、改めて岩手県が調べた結果がれきの量は推定でおよそ５３０万トンと１００万トン近く増えることが関係者への取材でわかりました。
これは、がれきを分別した際にでる土砂が想定よりも多かったことや、津波で海水をかぶった農地の土などもがれきに含めることになったためです。
増えたがれきのほとんどは土砂などの燃えないがれきで、県内ではこれ以上処理するのが難しく、広域処理が必要な量も当初の５７万トンから３倍近くまで増える可能性があります。
また全国の自治体が受け入れを表明しているのは木材など燃えるものがほとんどで土砂などの受け入れを表明している自治体は少なく、受け入れ先をどう確保するかが大きな課題となります。
岩手県では、がれきをさらに細かく選別することで可燃物のがれきとして処理できないかや、県の実施する工事で使用できないかなどを検討することにしています

05月18日　10時38分

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