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【社会】

妻自殺「何もかも失った」 東電を提訴 

2012年5月18日 19時22分

 東京電力福島第1原発事故で避難を余儀なくされ、その後自殺した福島県川俣町、渡辺はま子さん=当時(58)=の遺族4人が18日、自殺は長引く避難生活によるうつ病などが原因として、東電に約9100万円の損害賠償を求め、福島地裁に提訴した。

 記者会見した夫幹夫さん(62)は「家も仕事も女房も、何もかも失った。女房をただの自殺者で終わらせたくない。私みたいに苦しんでいる家族がかなりいる。泣き寝入りせず堂々と戦うべきだ」と話した。

 訴状によると、はま子さんは、自宅が原発事故後に計画的避難区域に指定されたため避難。一時帰宅中の昨年7月1日、焼身自殺した。

(共同)
 

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