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埼玉 歓喜院聖天堂など国宝に
5月18日 18時24分

埼玉 歓喜院聖天堂など国宝に

きらびやかな装飾が施された埼玉県熊谷市の江戸時代の寺院、歓喜院聖天堂など2件が新たに国宝に指定されることになりました。

これは、18日に開かれた文化庁の文化審議会が平野文部科学大臣に答申したもので、国宝2件、重要文化財7件が新たに指定されることになりました。
このうち、国宝に指定される埼玉県熊谷市の歓喜院聖天堂は、江戸時代中期に再建された寺院で、奥殿、中殿、拝殿からなる日光東照宮と同じ権現造と呼ばれる作りになっていて、色鮮やかな漆や金ぱくによるきらびやかな装飾が施されています。
建物は民衆の寄進によって地元の大工が建てたもので、当時の技術の高さや庶民信仰の広がりを知るうえで高い価値があるということです。
また、重要文化財に指定される福島県相馬市の八幡神社は、相馬中村城主だった相馬家によって江戸時代に建てられたものです。
当時、全国に普及した権現造で同じデザインの彫刻を数多く施し、装飾を豊かに見せる工夫がみられるということです。

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