☆いつも応援してくれているファンの皆さんへ☆

いつも惜しみない応援をして頂き、本当にありがとうございます。
この度、みなさんへご報告があり、このようなページを設けてもらいました。

近年のライブなどで私の歌声の変化にお気づきの方もいるかもしれませんが、
専門の医師により「発声時頸部ジストニア」と「けいれん性発声障害」と診断され、投薬治療を開始しましたことをご報告させて頂きます。

歌声の不調を感じ始めたのは2007年頃からでしたが、自分もこのような病気がある事も知らず、まさか物心ついた時から歌っていた歌が歌えなくなるなんて夢にも思っていませんでした。

昨年の夏頃から、様々な発声障害という病気がある事をTVやネット上で知りました。
歌維持のためもあり、大好きなバンドだけはなんとか続けてきましたが、思うように歌えない苦痛から、ステージに立つ事に恐怖すら感じるようになっていたため、続けたいという気持との狭間で相当悩みましたが、メンバーとも相談し、充電も含め落ち着くまでお休みさせてもらうという苦渋の決断をし、病院に行く決心をしました。
この病気は、日本の医学ではまだ診断も難しく、診断に至っても決定的な治療法が無く根治は難しいとされており、有効とされる治療に保険が適応されないなど、認可も不十分で現状は厳しいものがあるようです。

私の場合、歌う事でしか大きく症状が出なかったため、判明するまで随分時間がかかってしまいました。

今までお伝えできなかったことをお詫びするとともに、まだ投薬治療を始めたばかりで改善にどの程度の期間を要するか確定できないとの事で、
今はこれ以上お伝えできることがなく、単に心配をおかけするばかりのようで申し訳ありませんが、バンドの再開を楽しみにしてくれている皆さんに何の報告もせず、ただいたずらに時だけが過ぎてしまう事をなによりも避けたかったので、このタイミングでのご報告をさせて頂きました。

私自身、まだまだ先の見えない現状に不安もありますが、それでも私にとって投薬治療をはじめられた事は大きな進歩であり、一生懸命治療に励み、頑張ります。
そして望まれるならば、またステージに立ち、私の生きがいでもある歌で、たくさんの想いを伝えていきたいと強く願っています。

今後、状況に何か進展があれば、その都度お伝えさせて頂きます。
勝手なお願いではありますが、しばらく時間を下さい。 そして見守って頂けたら嬉しいです。

どうかよろしくお願いします。

2012年5月 KAORI.