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若年性認知症支援センター開設
5月18日 16時40分

若年性認知症支援センター開設
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65歳未満の世代で発症する「若年性認知症」について、本人やその家族から医療や雇用などの幅広い分野の相談を受け付ける東京都の支援センターが、18日、オープンしました。

この支援センターは、東京・目黒区に設置され、18日に開設式が行われました。
式では、駒井由起子センター長が「若年性認知症に対する支援は少なく、本人も家族も、うつ状態になっているケースが多いため、しっかりと支えていきたい」とあいさつしました。
若年性認知症は、高齢者に多い認知症特有の症状が65歳未満の人に起きるもので、国内でおよそ4万人いると推定されています。
支援センターは、患者の中に仕事を持つ現役世代が多いため、医療のほかに雇用に関する相談にも応じるのが特徴で、東京都によりますと、若年性認知症について幅広い分野の相談窓口を一本化した施設は、全国で初めてだということです。
センターには2つの相談室が設けられ、看護師や作業療法士の合わせて3人のコーディネーターが患者本人や家族から電話や面談で相談に乗ります。
開所式に参加した59歳の若年性認知症の男性は「センターの開設はとても大きなことだと思います」と話していました。
支援センターでの相談は月曜日から金曜日の午前9時から午後5時まで受け付け、電話番号は03-3713-8205です。

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