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電事連会長 節電要請で陳謝5月18日 18時24分
電力各社で作る電気事業連合会の八木誠会長は、18日の記者会見で、政府が決定した電力の需給対策で、関西電力管内に15%以上の節電要請を行うことになったことなどについて陳謝しました。
この中で、関西電力の社長も務めている電気事業連合会の八木会長は「去年の夏、ことしの冬に続いて節電をお願いするのは断腸の思いだ。特に今回は需給がひっ迫するところだけでなく、中部電力、中国電力、北陸電力管内のお客様にも節電をお願いするのは心苦しい。何とかこの夏の安定供給に全力を尽くしたい」と述べ、広い範囲で節電を要請する事態となったことを陳謝しました。
そのうえで、電力需給が厳しい関西・九州・北海道・四国の各電力会社管内で、計画停電を準備することについて、八木会長は「計画停電は万が一のときのセーフティネットだ。重要なことは計画停電に至らないように需給両面からの対策に徹底して取り組むことだ」と述べ、計画停電を回避するため供給力の確保に努める考えを強調しました。
また、八木会長は「危機を克服するためにはあらゆる対策が重要で、安全性が確認された原発を国民の理解を得たうえで再稼働する必要がある。立地地域をはじめ、広く社会の皆様からの信頼回復に最大限努力する」と述べました。
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