京都・亀岡事故:無免許少年のみ交代で運転
京都府亀岡市で4月23日朝、集団登校の列に軽乗用車が突っ込み児童ら10人が死傷した事故で、事故前の24時間前後、無免許の少年数人だけで交代で軽乗用車を運転していたことが、捜査関係者への取材で分かった。車の所有者で、車をグループに預けて帰宅したアルバイト少年(19)=道交法違反(無免許運転)のほう助容疑で送検=について、京都地検は18日午後にも京都家裁に送致する方針だ。
捜査関係者によると、所有者の少年は4月22日午前0時ごろ、遊び仲間7、8人と車2台に分乗し、ドライブを始めた。約30分後、同乗の土木作業員(18)=道交法違反(無免許運転)の非行内容で家裁送致=が無免許と知りながら、運転を交代。同日朝、もう1台に同乗し帰宅したという。
その後、アルバイト少年所有の車に残った5、6人の少年は全員、無免許だったが、事故を起こすまでの丸1日、軽乗用車でドライブを続けたという。事故時に運転していた無職少年(18)=自動車運転過失致死傷などの非行内容で家裁送致=や別のアルバイト少年(18)=道交法違反(無免許運転)の非行内容で家裁送致=もこの中に含まれていた。【堀智行、田辺佑介】
2012年05月18日 16時00分