懲戒免職:SMクラブで全裸の男性巡査長 北海道警が処分
毎日新聞 2012年05月17日 22時40分(最終更新 05月18日 00時11分)
北海道警は17日、札幌ススキノのSMクラブで全裸になったとして公然わいせつの罪で罰金10万円が確定した札幌厚別署(当時)の男性巡査長(28)を懲戒免職とした。また、巡査長と一緒に店内にいたとして、旭川方面管内の警察署に勤務する30代男性巡査部長を停職1カ月とした。巡査部長は18日に辞職する。
道警監察官室によると、巡査長は2月11日未明、札幌市中央区の無許可営業のSMクラブ内で、全裸で縄で縛られていた際に現行犯逮捕された。他にも私的に友人の犯罪歴を1件照会していたことも分かり、処分対象となった。
巡査部長と巡査長はともに当時、警察学校で研修中だった。巡査部長が以前このSMクラブを1人で訪れたことを巡査長に伝えると「連れていってほしい」と頼み込まれ、一緒に訪れたという。
池田康則・監察官室長は「破廉恥な行為で、不快の念を抱かせたことをおわびする」とのコメントを出した。【伊藤直孝】