自転車:横断帯撤去へ…都内の1万カ所以上 車道通行推進

毎日新聞 2012年05月17日 22時01分(最終更新 05月17日 22時55分)

自転車横断帯のある交差点の走行ルート
自転車横断帯のある交差点の走行ルート

 警視庁は17日、東京都内の交差点に設置されている自転車横断帯1万カ所以上を14年までに撤去する方針を決めた。自転車横断帯は、横断歩道の歩行者と自転車の分離を狙いとし、都内に約1万5000カ所設置されているが、自転車の車道通行を推進するため、基本的に撤去が必要と判断した。

 自転車横断帯が設置されている場所では、自転車はそこを通らなければならない。78年の道路交通法改正で設置が始まったが、当時は自転車の歩道通行が容認されていたこともあり、自転車横断帯の多くは交差点を挟む歩道をつなぐ形で設置されている。

 だが、車道を走る自転車が横断帯を通って交差点をわたる場合、いったん左折して横断帯に入り、また右折して車道に戻らなくてはならない。このため、自転車の脇から交差点を左折しようとする車が自転車の側面などに衝突する事故が起きやすいと指摘されていた。

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