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被災ATMの1300万円盗む 容疑者5人逮捕 宮城県警

 東日本大震災の津波で全壊したコンビニエンスストアの現金自動預払機(ATM)から現金計約1300万円を盗んだとして、宮城県警捜査3課と石巻署などは16日、盗みの疑いで、指定暴力団系組員の会社員佐藤雄二容疑者(42)=仙台市青葉区荒巻神明町=ら5人を逮捕した。
 ほかに逮捕されたのは、ともに解体工の日野森仁(37)=宮城県松島町高城=と千葉重信(27)=同=、ともに無職の土田行雄(46)=宮城野区自由ケ丘=と成沢淳(31)=東松島市浅井=の4容疑者。日野森、成沢両容疑者はともに指定暴力団系組員で、5人は遊び仲間だという。
 逮捕容疑は、5人は共謀し、昨年3月11日午後3時40分ごろから20日午後1時ごろまでの間、津波で全壊した東松島市野蒜のコンビニ内に設置されていたATMを工具で壊し、現金約1300万円を盗んだ疑い。
 捜査関係者によると、ATM管理会社の男性社員が昨年3月20日午後1時ごろ、見回りの際に被害に気付き、石巻署に届けた。
 県警によると、震災後にATMなどを狙った窃盗事件は未遂の5件を含め宮城県内で計22件発生し、被害額は約1億9000万円に上る。
 県警は今回を含む4件で容疑者を逮捕している。


2012年05月17日木曜日


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