21日の金環日食を前に、消費者庁の福嶋浩彦長官は16日、市販の観測用グラスの中に粗悪品が含まれている恐れがあるとして、緊急調査に乗り出したことを明らかにした。国民生活センターと協力して商品テストを実施、目を痛める危険があれば、週内にも製品名を公表する方針だ。
金環日食観測で太陽を直接見ると網膜を傷つける危険がある。そのため、観測用グラスの利用が勧められているが、「太陽光を十分遮らないグラスが販売されている」との情報が同庁に寄せられた。金環日食を楽しみにしている子どもたちも多く、粗悪品があれば影響が大きい。製品をできる限り集め、安全性を確かめることにした。
福嶋長官は会見で、室内の蛍光灯にかざし、その形がはっきり見えるものは危ないなど、天文関係者らでつくる「2012年金環日食日本委員会」が示した粗悪品の見分け方を紹介。家庭でも独自にチェックしてほしいと呼びかけた。
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