［地方］牛久市、ホールボディーカウンター検査実施　茨城（2012.5.18 02:11）

　牛久市は、福島第１原発事故による内部被曝（ひばく）に対する市民の不安を軽減するため、福島県内の医療機関と協定を結んでホールボディーカウンター（ＷＢＣ）検査を実施することになった。県内の自治体がＷＢＣ検査を実施するのは初めて。

　ＷＢＣ検査は、体内に摂取されて沈着した放射性物質の量を体外から測定する検査。牛久市が協定を結んだのは、福島県平田村にある医療法人誠励会（佐川文彦理事長）の「ひらた中央クリニック」。今回の検査は７月７日～１２月２２日の土曜日と夏休み期間の３３日間で、この間に３５００人分を予約している。

　今回の対象は、４歳～中学３年生。検査料は無料。希望者を市のバスや市がチャーターしたバスで同クリニックまで無料で送迎して検査する。マイカー利用も可能（交通費個人負担）。申込書は各保育園や幼稚園、小中学校に今月中に配布される。

　今回の対象者以外についても同クリニックでの検査を検討している。