ニュース詳細
中国大使 日本の議員に手紙5月15日 19時3分
中国国外で暮らすウイグルの人たちの会議が東京都内で開かれていることを巡り、中国の程永華駐日大使が、日本の国会議員に対して、会議を支持しないよう求める手紙を送っていたことが分かりました。
中国国外で暮らすウイグルの人たちが、中国の新疆ウイグル自治区に住むウイグル族への支援活動などを話し合う「世界ウイグル会議」が、14日から4日間、日本では初めて東京都内で開かれています。この会議を巡り、中国の程永華駐日大使が、今月8日付けで、日本の国会議員に対して手紙を送っていたことが分かりました。
この中で、程大使は「日本国内で、中国の新疆に関わる問題が話題になり、後ろ向きの動きが見られ、中日関係の妨げとなっている」と指摘しています。
そのうえで「日本政府が『世界ウイグル会議』の開催を認めれば、中国の内政に対する干渉だ。議員の皆さんが、いかなる形でも接触せず、支持もしないことを希望する」などとしています。
これに対し、自民党の「日本ウイグル国会議員連盟」のメンバーは、「世界ウイグル会議」のラビア・カーディル代表らと15日に懇談し、程大使からの手紙を受け取った古屋衆議院議員は「これこそ内政干渉だ。日本の国会議員には、ウイグルの実態を堂々と主張し、世界の人に理解してもらう使命がある」と述べました。
[関連ニュース]
[関連リンク] |
|