福井・大飯原発:フル稼働に6週間 節電前、間に合わず

毎日新聞 2012年05月17日 大阪朝刊

 関西電力が定期検査で停止中の大飯原発3、4号機(福井県おおい町)をフル稼働するには、再稼働の作業を始めてから約6週間かかると見込んでいることが16日、分かった。3、4号機は通常の定期検査よりも長い期間停止していたため、発電前の点検に時間がかかるうえ、点検や起動に必要な蒸気を原発1基分ずつしか確保できないためだ。仮に今月末に政府が再稼働を決めたとしても、電力需給が逼迫(ひっぱく)し、関電管内で節電が要請されるとみられる7月初旬にフル稼働が間に合わない可能性が極めて高くなった。

 関電は、野田佳彦首相と関係3閣僚が再稼働を最終判断した場合、すぐに再稼働の作業に取りかかる考え。蒸気を作る「補助ボイラー」を起動して原発内の配管の洗浄や点検などをしてから、発電を開始。半日程度でフル稼働となって試験的に送電を始める「調整運転」に入る予定だ。通常の定期検査ならば作業開始から10日程度でフル稼働になる。

 しかし3号機は昨年3月、4号機は同7月に定期検査で停止し、停止期間が通常の定期検査の3〜4カ月より長い1年前後に及んでいる。このため、配管内の洗浄や点検などに時間がかかりフル稼働には約3週間かかる。

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