彼をきちんと看取り、送ってあげることができた
それで過去の事には一点の後悔もない
さてさて
これからは私たちの事 この先の事
進んで行かなきゃならない
来月の営業開始までは
自分と子供、お義母さんの心の修復にかかろう
私は大学時代に福祉の勉強をしてて
専門的に終末期ケア(亡くなっていく人)とグリーフケア(遺された人)
それぞれの哀しみを福祉と仏教で支える癒す方法を模索し勉強したんだよ
だから これは実験なんだ
自分と家族を使った実験なの
だから記録にありのままを残すけど
全部さらけ出しちゃうから
そのぶんいっぱい見苦しいし
興味のある人だけ ここからは付き合ってね
泣き疲れた人はもうスルーして日常に戻ってね
今日は銀行と役所に「死亡手続き」に行ってきた
大変だとは聞いていたけど・・・予想外に大変
今日は必要な書類が何かを聞いてまわるだけ
結局、何も手続き完了しないまま明日またどっちにも行かなきゃ
それぞれの窓口が
当たり前かもしれないけど自分の窓口の事しか分からないの
だから住民票だけでも何通あればいいのか分からない
でもそれがなきゃ手続きは出来ない
全部に二度以上行かなきゃいけないようだよ
本当は葬儀場が「葬儀後のてつづき」ってDVDくれたんだ
でも見たくないんだ 見れないんだ 情けないね
今日の私はダメな方の人です
看病してる時に・・・いやあの人が発病した時からだな
嘆き悲しむ弱くて悲観的な女と
気丈で強く幸福感に満ちた母で妻
私は二つに割れたんだ
それが交互にかつ同時に存在する
それがいたる所にある私の地雷と
娘の純粋な心から投下される爆弾
それでスイッチが切り替わってしまうんだ
芋組の最大イベント「サッサンの葬式」
その一日目は彼を看取った達成感で過剰な幸福で興奮状態だった
あけて二日目はふいをつかれ子供のように泣いてしまった
最後の三日目は強い決意で(焼酎で気合を入れて)気丈な私で居てみたよ
あなたはどの私に会いましたか? なんてね
今日はなんだかダメだったな
気を張ってみたけど 上手くいかなかった
朝方お義母さんと今後の話を少ししたら
隠していた不安がチラチラ顔を出しだした
うちのお店のファンで居てくれる人ゴメンネ
私自身は「サッサンの居ない万よし」なんて立ちたくないんだ
だからユカさんに投げ渡したいのかな・・・ひどいね
そんな事をつい考えながら手続きしてまわり
役所では
「世帯主になるんだからシッカリみんなを守らなきゃ」って戸籍科で思ったのに
ひとり親登録ってので崩れたんだ
窓口で子供の名前を聞かれただけで涙を止められなかった
窓口のおばちゃんも自分も美寿珠と同じ歳で父を亡くしたから・・・と泣いてくれた
なんとか持ち越して
実家に子供を迎えに行ったら
美寿珠に
「お父さんの居ない家には帰りたくない」と泣かれた
二人で境内で泣いた
あの人は確かにそばに居てくれるけど
あの人が居たのに居ない場所なんてどこにも居たくないんだ
子供を連れて遠い所に
サッサンを誰も知らない所に行きたいと
去年の夏から思っていたよ
でもね
サッサンは勝手に私達のレールをビシッと決めちゃったんだ
「サッサンの嫁」「サッサンの子供」
1000人来た弔問客はみんな知ってるよ
万よしもnoiseも芋組も・・・・残さないわけにはいかない
お義母さんもお兄ちゃんも・・・「佐々木」を捨てるわけにはいかない
私の性格を見抜き、勝手に決めて
自分だけ満足して全部たくしてさ
ヒドイヤツだ くそぅ
でもね
私は負けん気が強いから意地っ張りだから
意地でもやり遂げて見せるよ
だからみててね
見とれよコノヤロ
そんなこんなで朝が来るね
明日から美寿珠は幼稚園行くってさ
娘と私の根性比べ
それでも先へ進みますよ
ゴー ゴー ファイツ!
今日も生きてた私に感謝
心配してくれてるみんなに感謝
余計心配かけますが赤裸々に行きます
興味のある人だけついてきて(笑)
なんまんだぶ