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【福井】

「県確認で安全」8割 大飯再稼働で県議

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 関西電力大飯原発3、4号機(おおい町)の再稼働問題に関する本紙の県議アンケート(回答三十四人)では、大飯原発の安全性を確認できたとみなす段階を、二十八人が「県が安全性を確認した時点」と答えた。県議の多くは、近くまとまる見通しの県原子力安全専門委員会の報告だけでなく、西川一誠知事の安全性への見解も聴いた上で、受け入れ可否の判断に入りたいと考えているようだ。

 安全性の確認時期では、「県原子力安全専門委が確認した時点」としたのは二人だけ。二十八人が選んだ「県が確認した時点」は、専門委の報告を基に、西川一誠知事が県議会に再稼働判断を要請してくる段階に当たる。県議会で判断するため、西川知事に安全性への見方を示してほしいと希望する県議が多いようだ。

 一方、大飯原発の「地元」の範囲を尋ねる質問には、二十五人(73%)が「おおい町と福井県」を選択。同町と隣接する小浜市三方郡三方上中郡選出の二人からは「小浜も地元に含む」との指摘があった。

 滋賀県と京都府の一部を含み、原子力防災対策を求められる「半径三十キロの緊急時防護措置準備区域(UPZ)」を地元とみるべきだとしたのは六人、「半径百キロ圏内」も一人いた。

 (尾嶋隆宏)

 

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